網戸がいつのまにか破れて、虫が室内に侵入してしまった経験はありませんか。
特にペットを飼っている家では、猫の爪とぎなどによって網戸が傷んでしまうことに頭を悩ませることも珍しくありません。
そこで爪が引っかかっても安心な、強度が強い網戸に交換してみてはいかかでしょうか。今回は、ペットを飼っている家庭にぴったりな、強度が高く破れにくい網戸の選び方を解説していきます。
網戸の基礎知識
網戸は窓や玄関などに取り付けられ、窓を開けた際に虫が室内に侵入するのを防ぐための建具です。
昔は「網戸」が無かったため、天井から「蚊帳(かや)」を吊り下げて布団を囲い虫除けをしていました。
昭和30年代なり、網戸は今の形に進化して、その機能も進化しています。
網戸の役割
網戸は、窓を開けて換気する際に、室内に蚊やハエなどの虫が侵入しないように防ぐ網を張ったサッシのことです。
設置する場所や目的に応じて、さまざまな形状や種類の網戸があります。
網戸を張り替えるタイミングの目安
網戸の寿命は、素材や環境により当然異なりますが、おおよそ通常5年〜10年ほどが張り替えの目安です。
5年以上使用すると、経年劣化によって網戸が傷みや緩みで本来の機能を果たせなくなる恐れがあります。
以下の症状が出てきたら、網戸交換の目安としましょう。
- 網戸をとじていても虫が入ってくる
- 網戸がスムーズに動かない
- 網戸を固定するゴムが硬くなりヒビ割れ、劣化している
- 網戸の緩みや歪み。サッシの一部破損など
網戸にはどんな種類がある?
網戸にはさまざまな種類や形状のものが存在します。どんな種類があるのか詳しく紹介していきます。
網戸のフレームの形状
網戸のフレームは大きく分けて4つの形状があります。
- パネル(引き違い)タイプの網戸 … 一般的で広く使われている網戸。
- 固定式網戸 … サッシ枠に固定して使用する網戸。主に浴室やトイレ、キッチンに設置されることが多い。
- ロールタイプの網戸 … 網を巻き取って開閉する網戸。窓に網戸用のレールがない場合に設置されることが多い。
- プリーツ(アコーディオン)タイプの網戸 … ジャバラ状の網を折りたたみながら開閉する網戸。玄関や勝手口のドアなどに設置されることが多い。
使用する場所にあった形状のフレームを選ぶようにしましょう。
色の種類
網戸(ネット)の色は、「黒」・「グレー」・「白」の3種類が主流になります。
それぞれの色に特徴がありますので簡単にご紹介します。
- 黒 … 外の景色がクリアに見える一方で、外から室内もよく見える。
- グレー … 黒よりも外から室内の景色が見えにくい。
- 白 … 外からの視線を遮りプライバシーを確保しやすい。一方、室内から外の景色も見えにくい。
グレーはレースカーテンのような機能を果たし、プライバシーを守りながら外の景色も楽しむことができます。
しかしながら、外からの視線が気になる方には、より室内が見えにくい白色の網戸がおすすめです。
網目の種類
網戸の網目のサイズは「メッシュ」という単位で表され、1メッシュは1インチ(2.54cm)あたりの網目の数を差します。
数字が大きくなればなるほど、網目が細かくなるため小さな虫の侵入も拒無むことができます。
- 18メッシュ … 一般的な網目の数
- 20メッシュ … 一般的な網目の数
- 24メッシュ … 18メッシュの倍の細かさ、虫対策におすすめ
- 30メッシュ … 虫対策におすすめ、網目が細かくなるため風通しが悪くなる可能性があります
- 40メッシュ … 風通しが悪くなるが、小さな虫の侵入を防ぐことができ工場向き
網目が細かいほど外の景色はよく見えますが、耐久度が低くなります。
ペットを飼われているご家庭や小さな子どものいるご家庭では注意が必要となります。
また、一般的な家庭では18メッシュや20メッシュが主流ですが、コバエなどの小さな虫の侵入を防ぐなら、網目の細かい24メッシュが適しています。
素材の種類
網戸に使われる素材は主に4つあります。
それぞれの素材によって価格や機能性が異なるため、素材の特徴をよく確認してから張り替えすることオススメいたします。
- ポリプロピレン … リーズナブルだが、耐久性が低い。
- ポリエステル … ポリプロピレンよりも線が太く、高い強度。
- グラスファイバー … 網目の穴が広がりにくく、ほつれにくい。また、熱にも強い。
- ステンレス … 高い強度と耐久性を兼ね備えているが、最も価格が高い。
機能や用途
網戸には以下のような特徴的な機能を持った製品もあります。
近年、花粉の吸着を防げる網や、ペットの爪が引っかかりにくく網目がずれにくい網など、日頃の悩みを軽減できる網戸にも注目です。
- 防虫効果のある網
- 目隠し機能がある網
- 花粉防止網
- ペット用網
ペットのいる家におすすめ!強くて丈夫な網戸ネットの素材は?
網戸はペットが爪を引っかけたり寄りかかったりすると、破れたりたるみが出たりしてすぐに傷んでしまいます。
しかし心配はいりません。
強くて丈夫な素材の網を使用すれば、耐久性が高くなり網戸が長持ちします。
強度の高い素材は以下の3つがあります。
- グラスファイバー
- 強化ネット
- ステンレスネット
これらの素材は強度が高いのでペットがいても破れにくくて安心です。
耐久性に優れた網戸ネットについては、以下で詳しく解説していきます。
強くて丈夫な網戸を徹底比較
ペットを飼っている家にも安心な、強度が高く耐久性に優れた網戸は「グラスファイバー」「強化ネット」「ステンレス」の3種類です。
グラスファイバー | 強化ネット | ステンレス | |
素材 | ガラス繊維 | ポリエステル | ステンレス |
機能性・特徴 | 強度がポリエステルの2倍 紫外線に強い | 頑丈で燃えにくいやや強度が高い | 耐久性が高く10年以上使える |
メリット | 熱に強い網がほつれない | 穴が広がらないポリプロピレンに比べて強度が高い | 汚れがつきにくく錆びにくい 耐久性が非常に高い | 簡単に破れないので防犯になる
デメリット | 種類が少ない | ポリプロピレンに比べて価格が高い | 流通量が少ない | 価格が最も高い
張り替え費用 | 価格が高め | 比較的安価 | 最も価格が高い |
DIY | × | △ | × |
高い強度を誇る。最もおすすめの網戸『 グラスファイバー 』
ペットのいる環境に適したさまざまな強度の高い網戸を比較した結果、
- タバコの火が当たっても穴が開かない強い耐熱性と耐久性
- ほつれや巻き癖がつきにくい
- 価格はやや高めでも、10年以上の長い耐用年数でコスパ抜群
上記の特徴を持つ「グラスファイバー」の網戸が最もペットがいらっしゃるご家庭に適した網戸と言えます。
網戸はDIYで張り替えできる?
結論から言いますと「DIYでも張り替えは可能」です。
一般的にDIYで交換できる素材は、柔らかくてカッターで切れる強度の低い素材の「ポリプロピレン」に限られます。
一方で、グラスファイバーなどの頑丈な網戸は素人が取り扱うのは難しく、専門業者に依頼することをオススメします。
網戸の張り替えは専門店に依頼するべき理由
強度の高い素材の網戸は非常に硬く、以下理由から素人がDIYで交換するのは困難です。
- 市販のハサミやカッターでは切れない素材
- 張り替える網(ネット)や道具の調達に時間も費用もかかる
- 張り替えに失敗するリスクが高い
- 万が一やり直しとなった場合、追加の手間と費用がかかる
一方、専門のプロに依頼すれば、結果的に費用も抑えられいいものを長く使うことができます。
- 豊富な知識と経験で、要望に合わた最適な網戸をご提案
- 種類問わず、強度の高い網戸も綺麗に張り替え
- 張り替え後の歪みや緩みはなく、DIYの張り替えよりも長持ち
- 張り替えにかかる手間や時間は、プロに丸投げでストレスフリー
- アフターサポートや補償のある専門店でより安心にお任せ
当社『家美装(いえびそう)』では、1年の無料定期メンテナンスで手厚いアフターフォローをしております。
お店によって、アフターサポートや補償内容が異なるため事前にお店にお問い合わせすること強くオススメします。
網戸の張り替えにかかる費用
網戸の張り替え専門店に依頼する場合、網戸のサイズや素材によって費用は異なりますが、1枚につき約2000円から交換可能です。
※当社は、地域最安値1,800円から対応しております。
多くのDIYの場合、網(ネット)の素材はハサミやカッターで切れる安価な「ポリピレン」が主流となります。
価格は数百円〜数千円程度となりますが、追加で必要な工具を揃える費用がかかり、さらには調達する手間や張り替え作業のに時間もかかります。
専門店に依頼すれば費用はやや高くなるかもしれませんが、手間や作業の正確さを考慮すれば断然おすすめです。
まとめ
網戸を張り替える際には、ペットにも安心で耐久性の高い網戸に交換することがおすすめです。
当社でペットのいらっしゃるご家庭にオススメの網戸(ネット)は「グラスファイバー」「ペットディフェンス」になります。
特に、ペットディフェンスは一番人気があり弊社としてもお勧めしております。
ペットディフェンスに関する記事は別で詳しく書いていますのでそちらをご覧ください。
愛するペットが網戸に近づくたびに、網戸を気にしてヒヤヒヤする生活から卒業しましょう。