【ペットやお子様のいる家に最適な障子は?】破れにくい障子紙の特徴や障子のメリット・デメリット、張り替え時期なども詳しく解説!

障子はちょっとした衝撃で簡単に破れてしまいます。

ペットや子供のいる家庭では、障子が汚れたり破損する頻度が高く、張り替えに頭を悩ませている方もいることでしょう。

今回は障子のメリットやデメリット、さまざまな障子の種類や、破れにくい障子紙について詳しく紹介していきます。

目次

障子とは?

障子は室内の間仕切りや窓の装飾として使われる、木枠に和紙を貼り付けた建具です。

和紙を通して外から部屋全体に柔らかな光が取り込まれます。

障子と襖の違いは何?

スクロールできます
障子格子状の木枠の片面に障子紙を貼ったもの
・サッシ窓の内側や縁側に使われる
・採光できる
・通気性がいい
・閉塞感を感じにくい
木などでできた骨組みの両面に襖紙を貼り、縁や引手を付けたもの
・押入れや部屋と部屋との間仕切
・光を透過しない

障子の機能は?

障子には、年間通して快適に過ごせる機能がたくさんあります。

  • 室内に差し込む光を拡散させて光の調節をする
  • 部屋の外からの視線を遮りプライバシーを確保する
  • 断熱効果があり、1年通して快適に過ごせる
  • 簡単に開閉できる空間の間仕切り

障子は外からの視線を遮りつつ、採光して部屋を均一に明るくする効果があります。意外なことに断熱性にも優れ、レースカーテンよりも保温効果が高くなっています。

障子の特徴

皆様はすでにご存知かもしれませんが、改めて障子の特徴をメリット・デメリットを挙げて解説していきます。

障子のメリット(良いところ)

  • 部屋全体を明るくできる
  • 圧迫感を感じにくい
  • 温度調整がしやすい

さらに、障子は断熱・遮熱効果もあるので、冬は暖かく・夏は涼しく過ごせます。

障子のデメリット(悪いところ)

  • 素材が紙のため破れやすい
  • 太陽からの日焼けで経年劣化しやすい
  • 水拭きができないなどメンテナンスに手間がかかる

障子のデメリットは、なんといっても破れやすいことではないでしょうか。

特に、小さな子供やワンちゃんや猫ちゃんなどのペットがいらっしゃるご自宅では破損のリスクが高まり、張り替えの頻度も非常に高くなる傾向にあり、障子の張り替えなど定期的なメンテナンスが必要となります。

障子を張り替えるベストなタイミングはいつ?

障子の張り替えを考えるタイミングで最も多いのは、障子が劣化し、破れやシミが目立つようになったときです。

また、張り替えにベストな時期は、湿度が高すぎず低すぎない時期です。真夏や真冬、梅雨の時期は障子交換には向きません。

一般的な障子紙張り替えの目安

障子紙の張り替えタイミングは、一般的に3〜5年と言われています。

目に見える破損がない場合でも、障子紙は紫外線のダメージなどによって自然に劣化は進んでいます。
耐用年数を目安に交換を検討することオススメいたします。

障子紙の種類

障子紙には大きく分けて3つの種類があります。

手漉き和紙

手すき和紙は、職人によって1枚1枚手作業で作られる高品質な和紙です。

原材料は主に楮(こうぞ)という植物の繊維で、楮を含む割合が高くなるほど調湿効果が高く高品質になります。

機械漉き和紙

機械すき和紙は、量産できるため比較的安価に手に入ります。

原材料にパルプを使用したものやレーヨンを使用したものが主流となっています。

プラスチック障子紙

見た目は和紙の風合いながら、2枚の塩化ビニールのシートで挟んで強度を高くしたものがプラスチック障子紙です。汚れても拭き取ることができてお手入れが簡単なうえ、破れにくい構造になっています。

【最新版】障子の種類

障子は年々進化していて、近年ではデザイン性の高いものや高性能なものが多数出ています。

おしゃれな障子

人気キャラクターのイラストや、モダンなデザインが施されたものなど、インテリアのアクセントになるデザインが豊富に発売されています。

高機能な障子

断熱性能が高い障子や、UVカット加工により紫外線をカットしてくれる障子など、暮らしを快適にできる高性能な障子です。

破れにくい障子

一般的な障子と比べて4〜5倍破れにくいとされる障子が、近年人気になっています。

強度を強く加工してあるので、多少の衝撃では破れません。

ペットやお子様がいらっしゃる家庭におすすめの障子紙は?

ペットに引っ掻かれたり、子供がぶつかったりすると障子はすぐに破れてしまいますが、その都度張り替えるのは大変です。

そこでおすすめなのが、破れにくいワーロン紙を使った障子。見た目は和紙の風合いそのままなのに、破れやすい、汚れやすい、燃えやすいという障子のデメリットを全て克服した、耐久性や防炎性に優れた障子紙です。

ここでは、ペットや子供のいる家庭におすすめの3種類を紹介していきます。

ワーロン紙

高齢者や子供のいる家庭に大人気の、強度が非常に強くて破れにくいプラスチック製の障子紙です。

色褪せしにくく耐用年数も長いので、破れるストレスから解放されます。張り替え頻度を少なくしたい方におすすめです。

ペット用ワーロン紙

通常のワーロン紙と比べてたるみにくく、強度は3倍。衝撃に強いので、ペットの引っ掻き傷対策としても有効です。

汚れたら表面を水拭きもできるので、万が一汚れてしまってもお手入れが簡単です。犬や猫を飼っている家庭に人気の高い製品です。

タフトップ

ワーロンシートほどの強度はありませんが、通常の和紙に比べたら強度は3倍。

コストを抑えながらもある程度の強度と耐用年数があるので、張替え頻度を減らしたい方にオススメの素材です。

破れにくく・強度を重視する方にイチオシの障子紙:『 ワーロン紙 』

ペットや小さな子供と一緒に暮らしていると、ふとした拍子に障子を汚してしまったり、ぶつかって破いてしまうことも少なくないでしょう。

そんな悩みをマルッと解決してくれるのが『 ワーロン紙 』です。

破れにくさやお手入れのしやすさは通常の障子紙より格段に高く、面倒な張り替えの頻度が少なく済みます。

拭き掃除ができるので、お手入れにかかるコストも安くなります。

【ワーロン紙の特徴】和紙とは何が違う?

ワーロン紙は和紙の両面を塩化ビニール樹脂でラミネート加工したものです。

ワーロン紙と和紙の特徴を比較してみましょう。

スクロールできます
 ワーロン紙和紙
強度破れにくい 日焼けしにくい破れやすい 日焼けで変色しやすい
通気性・吸湿性通気性・吸湿性は低い 冷暖房の効きを良くする通気性・吸湿性は高い
お手入れのしやすさ拭き掃除できる (商品によっては水拭き可能)拭き掃除できない ホコリを落とす程度
重量和紙より重い軽い
価格比較的高い安価

上記のように、和紙の「破れやすくお手入れがしにくい」というデメリットを解消したものがワーロン紙です。

障子の張り替えにかかる費用は?

障子の張り替え費用は、業者とDIYでそれぞれいくらかかるのでしょうか。

費用の目安

障子の張り替えにかかる費用は、プロに依頼した場合おおよそ一枚あたり1500円〜8000円位です。障子紙の種類によって価格は大きく異なります。

DIYの場合には障子1枚につき200円〜1500円程度で張り替えられます。費用は安く済みますが、張り替えに必要な道具は別途自分で用意する必要があります。張り替え時には、古い障子紙を剥がしたり枠をきれいにしたりと、作業に手間も時間もがかかります。

その点、専門業者に依頼すれば短時間でキレイに仕上がり、必要な道具や材料は全て用意してもらえるのでサクッと作業が完了します。

DIYで張り替えをする前に、一度専門業者に見積もりを取ってみると良いでしょう。

障子の張り替えは専門店に依頼するのがおすすめ

障子の張り替えはDIYすることも可能です。しかし必要な道具を揃える必要がありますし、張り替えにはコツがいります。

自分で張り替えるのに自信がない人は、張り替え専門店に依頼してプロに任せるのがおすすめです。

プロに張り替えをしてもらうと、以下のようなたくさんのメリットが挙げられます。

  • 仕上がりが綺麗
  • 耐久性の相談ができて、持ちがいい
  • 張り替えの失敗がない
  • 新しいデザインや機能を提案してもらえる
  • 自分の時間が削られない
  • 必要な道具や材料を購入する必要がない

その他にも、必要に応じた修理やメンテナンス方法についても専門家に相談に乗ってもらえるので安心です。

まとめ

障子がすぐに破れてしまう悩みを解決するには、強度の高いワーロン紙に交換するのがおすすめです。

ペットに少し引っ掻かれたくらいでは破れにくいので、交換する頻度が下がってメンテナンスが格段に楽になります。

破れにくい障子紙を導入し障子の悩みから解放されて、ペットや小さい子供との生活をストレスなくより楽しいものにできたら良いですね。

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