【丈夫さ・耐熱性・扱いやすさ・費用対効果など総合的にオススメな網戸】グラスファイバー製の網戸。オススメする理由と他の素材と比較を徹底解説!

日のよく当たるリビングやバルコニー側の網戸は、他の部屋に比べて汚れが酷かったり、劣化で穴が空いていたり、ほつれや破れなどありませんか。

さらに洗濯物を干すためによく開け閉めする部屋は、網戸のサッシ(フレーム)や滑車の劣化も目立ち、日当たりがいいこともあり網戸のネットの劣化が激しい場所となります。

もし網戸の張り替えをご検討されている方は、網戸のネットの素材について知ることで場所に合わせた素材選びができ、劣化を防ぐことでより長くコストパフォーマンスよく網戸をお使いいただけます。

網戸は、季節によって服装を変えるように、自分の環境に合った網戸に張り替えることでお家の環境がよりよく快適に過ごせたり、網戸の張り替え頻度を減らすこともできるので網戸について理解し知ることが非常に重要です。

是非、本記事で網戸がなぜ劣化するのか?どんな素材がありどんなメリットデメリットがあるのかを知り、皆様の網戸の張り替えに役立てれば幸いです。

目次

網戸がすぐダメになる原因とは

網戸は使われていなくても、家の外壁に設置されているためさまざまな影響を受けやすい建具になります。

  • 雨や風による物理的な負担
  • 開閉頻度の多さ
  • 小さな子供やペットが寄りかかることによる負荷
  • 排気ガスやホコリによる劣化
  • ペットの引っ掻きなどのいたずら
  • 紫外線による影響

避けられない自然現象による劣化は、毎日少しずつ進行していきます。

特に日当たりの良いリビングやバルコニーは、日当たりのよい間取りに設計されていることが多いため、紫外線のダメージを最も受けやすい場所になります。紫外線の影響で網戸のネットは破れやすくなったり、たるみが出てきたりしてしまいます。

こまめなお手入れをすることで劣化を遅らせることはできますが、お手入れの手間や頻度などを考えると網戸のネットの素材自体を変えることが一番の「コストパフォーマンス」「タイムパフォーマンス」の高い方法となります。

網戸のネットの素材を比較

網戸のネットの素材で代表的な素材は4種類あります。

軽量なものから硬いものまで、性能は大きく異なります。
この違いで網戸の交換頻度が変わってきますので、用途に合ったものを選びましょう。

スクロールできます
 ネットの素材価格耐久度耐熱性寿命
ポリプロピレン約5年
ポリエステル約7〜10年
グラスファイバー約10〜15年
ステンレス約15~20年

① ポリプロピレン

一般家庭で最も普及している素材で、値段も安くホームセンターで手軽に手に入れることができます。

軽量で弾力性があり、カッターで簡単に切れるのでDIYに適しています。

市販のカッターでも切れる網戸は劣化もしやすく、一度ほつれてしまうと修復は難しく、寿命も5年程度と短めの網戸になります。

② ポリエステル

ひとつひとつの線が太く、ポリプロピレンよりも厚みがあり頑丈な素材となります。

爪が引っかかりにくい弾力で、猫の爪研ぎにも対応している商品もありペットに破られる心配も大きく軽減されます。ポリプロピレンより強度や厚みがある分、値段は少し高価となります。

グラスファイバーまでいかずともポリプロピレンよりも長持ちする網戸を中価格帯でお求めの方におすすめの素材となります。

③ グラスファイバー

商品によって正確な耐久性は異なりますが、ポリプロピレンの約2倍の耐久性と言われています。

糸がほつれにくく、破れても網目が広がらない。さらに、ポリ塩化ビニルで表面をコーティングされているため、たばこの火でも穴が開かないほどの強い耐熱効果があります。紫外線にも非常に強いため、紫外線による経年劣化を大きく防ぐことができます。

海外で最も普及している素材が、この「グラスファイバー」素材になります。

④ ステンレス

ご紹介した素材の中で1番の強度と耐久性を兼ね備えた素材になります。

一度張り替えたら、15~20年程度は使うことができるためこまめな網戸の張り替えや交換は不要になります。汚れに強く、防犯性も高いですが、丈夫さゆえに網が硬く重量もあるため一般家庭での利用は不向きでDIYでの張り替えは難しいです。

また、素材の中で値段も最も高価で、一般家庭向きの網戸ではないため流通数も少なくご自身で購入される場合はインターネットからの購入になると思います。

なぜグラスファイバーが人気なの?

グラスファイバーは、もともと工業用に生産されたもので強度や不燃性から今でも多くの産業で使われています。

特に、優れた耐久性と耐熱性で気候変動の激しい地域でも活躍できる素材のため人気となりました。

日本も毎年のように最高気温を更新したり、警報級の大雨が降ったりと激しい環境の変化が続いており、それに伴い網戸へのダメージも年々大きくなってきていますので、一般家庭でもより耐久性のあるものが選ばれるようになりました。

グラスファイバーの特徴やメリット/デメリット、グラスファイバー素材を使うべき網戸の設置場所など詳しくお伝えします。参考までにグラスファイバー商品も3つご紹介。

グラスファイバーの特徴と種類

丈夫で熱に強いのはグラスファイバーならではの特徴で、紫外線量の多い場所に設置することをオススメします。

スクロールできます
特徴・たばこの火にも強い耐熱性
・ポリプロピレンの2倍の強度がある
・サビにくい
・猫の爪とぎにも対応できる商品もあり
素材ガラス繊維をポリ塩化ビニルでコーティングしたもの
メッシュ数18、20、24
ブラック、グレー、白
耐久年数約10年〜15年

グラスファイバーのメリットとデメリット

グラスファイバーの主なメリット・デメリットは以下になります。

スクロールできます
メリット・紫外線に強い
・糸がほつれず網目が広がらない
デメリット・価格は高め
・巻き癖がつきにくく、DIYでも張り替えやすいと言われているが実際には初心者の張り替えは難しい
・流通量が少なく、個人では手に入りにくい

オススメの取り付け場所

非常に優れた耐熱性のあるグラスファイバーは、火を使うキッチン周りや直射日光の当たる南向きの窓が1番効果を実感できます。

穴やほつれなどができても網目が広がりにくいため、小さいお子様やペットが触る高さにある網戸や、窓枠のふちが破れやすいリビングにもおすすめです。

グラスファイバー人気商品 ① – 吉田隆 防虫網 グラスファイバーネット –

引用元:モノタロウ

ペット用の網戸で有名な「猫マール32」を製造している会社です。

しっかりしているのに切れやすく、ピンと張りやすいのでDIY初心者にも使いやすい商品。

劣化や強度も安心の作りです。

グラスファイバー人気商品② – イノベックス お徳用防虫網 –

引用元:モノタロウ

グレー、ブラック、ホワイトグレーの3色展開で用途に合わせて選ぶことができます。

珍しいホワイトグレーは、外から見えにくくする効果があります。

お徳用ということで費用も安く抑えられ、いつも自分で張り替えている方におすすめです。

グラスファイバー人気商品③ – イノベックス クラウンネット#24 –

引用元:モノタロウ

国内トップシェアを誇るダイオ化成の製品。

24メッシュと網目が細かく、小さな虫も入れたくない方におすすめです。

通気性にも優れた作りとなっています。

網戸のメッシュ数を比較

メッシュ数はネットの網目の細かさを表しています。数字が大きいほど網目が細かくなり、外の景色がはっきりと見えます。

スクロールできます
網目サイズ特徴
18メッシュ・一般的な大きさ
・小さな虫は入ってくる
・風がよく通る
20メッシュ・一般的な大きさ
・小さな虫は入ってくる
・風がよく通る
24メッシュ・18メッシュの2倍の細かさ
・小さな虫対策になる
・耐久度が下がる
30メッシュ・小さな虫対策になる
・風は通りにくい
・耐久度が下がる

網戸の張り替えタイミングはいつ?

もうすでに破れて穴が空いている、ネットがたるんでいるなど目に見える状態はもちろん、網戸に触れたときに白い粉がつく場合はかなり劣化が進んでいる証拠です。

網が日差しで溶けて粉末化しているので、すぐにでも網戸の張り替えを行うことオススメします。

風によって白い粉が室内に入り込み、知らないうちに吸い込み体内に取り込んでしまいます。体によくない成分のため、そのまま放っておくのは非常に危険です。

網戸の張り替えは自分で張り替え(DIY)できる?

日曜大工がお好きな方なら網戸の張り替えもご自身で作業ができるでしょう。
ご自身でやられたい方向けに簡単に網戸の張り替えに必要な道具やポイントを簡単にご紹介します。DIYで張り替えるなら最も一般的な「ポリプロピレン」のような安価な素材であれば失敗してもやり直しがききやすいため、初めての方は特に「ポリプロピレン」素材のネットをオススメします。

【DIYのポイント

  • 失敗リスクを理解し、自分自身で張り替えるか専門店に依頼するか決める
  • 道具をそろえる
  • 網戸を外してサイズを測る
  • 作業スペースの確保
  • 手順をしっかり確認する

【注意点】
・寸法を測る際は、張り替える網戸を1つずつしっかりと測ること。部屋により窓枠のサイズが微妙に異なる場合があります。
・網戸を取り外す際にサッシ(レール)をぶつけてゆがませてしまい、枠がはまらなくなる場合があります。
・ネットを購入する際は張り替えサイズより大きめに購入ください。

せっかく準備をして自分で張り替えてみたのにうまくできず、張り替え専門店に依頼することになると出費がより多くかかってしまいます。また、調べる時間・道具やネットの調達する手間・作業する労力は想定よりもかかります。張り替え時間だけでも慣れてないと1枚につき45分~1時間を目安で考えていただければOKです。時間に余裕をもって作業を行ってください。

網戸の張替えは専門店がおすすめ

【専門店に依頼するメリット

  • 1枚約15分程度で張り替えてくれる(素材により張替え時間は若干異なります)
  • 自分の環境に合った網戸の素材の相談や提案をしてもらえる
  • 網戸のネット以外のフレームやゴムパッキンなど劣化も確認してもらえる
  • 古いサッシの建て付け調整を行ってくれる(※お店により異なります。必ず事前にご確認ください。
  • 保証期間がある(※お店により異なります。必ず事前にご確認ください。

より長くコスパ良く網戸の張り替えをしたい場合は、専門知識をもったプロに任せるのが1番です。

きちんと張替えができなければ、せっかくいい素材にしても充分な効果を得ることできません。

網戸の張り替えをプロのように張り替え初心者の方が張り替えることは非常に難しく、慣れていないと張り替えていくうちにネットがずれてしまい最終的にネットが足りなくなり張り直しが発生。張り替えができてもネットがたるんでしまい隙間から虫が侵入してきたり、網戸のフレームと隙間を埋めるゴムパッキンが外れてしまったりと、張り替え初心者がDIYをすると様々な不具合が出てきてしまいます。

網戸は1度張り替えると一般的な網戸でも短くて5年程度は張り替え不要な建具です。専門店の張替え金額も素材によってはそこまで高くはありません。(当社では、最安値は1枚1,800円から)

これらのメリットデメリットを鑑みて総合的に判断すると、網戸の張り替えは時間と手間がかかるため自分で行わずに、網戸の張り替え専門店に依頼し適した網戸の素材選びから張り替え後の網戸のメンテナンスも含めてまとめて依頼しておくとストレスなく安心です。

まとめ

網戸は私たちの日常生活になくてはならないものです。

網戸は、様々な影響を受けやすく、環境によって寿命が大きく変わってしまいます。紫外線や雨風などの自然現象から網戸の劣化を防ぐ方法は数少ないですが、根本の素材の特徴を理解し適した場所に適した網戸のネットを使うことで劣化を遅らせより長く快適に日常生活を送ることができます。

「グラスファイバー」のネットであれば耐久性・耐熱性が高く、日の当たりのリビングやバルコニー/ベランダ等使うことおすすめします。グラスファイバーの素材は、巻き癖がつきにくくDIYも比較的しやすいが、素材が硬いので市販のカッターなどでは切れませんし、決して安い素材ではないので張り替えを失敗するリスクを考えると専門店に依頼するのを強くオススメします。

また、張り替える前のネットの選定/調査、道具の購入/調達、貴重なお休みの時間の確保、張り替える労力、失敗するリスクを考えるとやはりプロに頼んで悩みの種をストレスなく楽に取り除き、快適な日常生活を過ごせるようにすることが一番であり、私たちもそう考えております。

是非、私たち「家美装(いえびそう)」にお気軽にご相談ください。

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