はじめまして、福岡県・佐賀県・熊本県(一部地域)の以下の駆けつけ地域を中心に【襖・障子・畳・網戸】の張替えやリフォーム事業を行う専門店『 家美装(いえびそう)』です。
- 福岡県 柳川市・大牟田市・みやま市・筑後市・大木町・大川市
- 佐賀県 神埼市・鳥栖市・吉野ヶ里町・上峰町・みやき町・基山町
- 熊本県 荒尾市

障子とは木枠に和紙を貼って作られる、和室の仕切りや窓に使われる日本の伝統的な建具のひとつです。
その歴史は平安時代までさかのぼり、日本の生活文化を語る上で欠かせない要素の1つとなります。
木枠と和紙というシンプルな構成は、日本の伝統的な美意識が表現されたデザインであるため、和室の雰囲気づくりにおいてもとても重要な建具となります。
障子と聞くと「古い」や「昔っぽい」などのイメージを持たれやすい傾向にありますが、最近では現代の住宅に合わせた障子紙がデザインされており、洋室と和室が自然と溶け込みお互いを引き立たせるおしゃれで洗練された今までの私たちのイメージとは良い意味で違った障子紙も多く販売されてきています。
また、最近では昭和・平成ブームで障子が再注目されており、部屋に取り入れたいという方も一定数いるようです。
今回の記事では一般的な王道の障子紙のご紹介と、お部屋のイメージや年代に合わせたおしゃれな障子紙をご紹介させていただきます。
おしゃれなホテルや旅館でも見かけるような、若い世代の方にも「魅力的!」と思っていただけるような障子紙をご紹介いたしますので楽しんで記事を読んでいただけると幸いです。
お部屋の雰囲気が変わる障子紙をお探しの方はぜひ参考にしてください。
障子は最近再注目されている?

障子は伝統的な日本の建具ですが、現代のインテリアにおいてその機能性とデザイン性から再び注目されています。
再注目されている主な理由は以下の通りです。
デザインの多様化

現代では洋室と和室が1つの空間にあるお家も多く、自然と和室と洋室が溶け込むような従来の白い和紙だけでなく、北欧風の柄やレトロなデザイン・モダンなデザインに加え、カラーバリエーション豊富な障子紙が販売されており、洋室にもマッチしやすくなっています。
また、最近ではおしゃれな洋室のホテルや和テイストのお店・古民家を活かしたおしゃれなお店などにも積極的に日本の文化が多く取り入れられており、そういった場所にはお部屋やお店の雰囲気や価値観を落とさないおしゃれで私たちも欲しくなるような障子が使われていたりします。
ぜひ、そういった場所に行かれた際には障子に目を向けてみてください。
和モダンな空間の演出

和の伝統と現代的なモダンスタイルが融合した「和モダン」な空間づくりの要素として、障子が活用されており、新築住宅だけでなく住宅リフォームでもよくみられます。
1つの空間に洋室と和室が融合しているのは日本独特の文化であり、和室は私たち日本人の1つの象徴でもあるため、昔ながらの伝統的な日本の住宅は減少傾向にありますが、お家のどこかに「和」を残す方は多くいらっしゃいます。
機能性の向上

破れにくいプラスチック障子紙や強化障子紙など、現代的な素材が普及してきたことで、障子のデメリットであった「破れやすさ」が改善され、手入れが簡単になっています。
小さいお子様がいらっしゃるご家庭やワンちゃん・猫ちゃんのいらっしゃる家庭では、このような破れにくい障子紙に張り替える方が増えています。
また、プラスチック障子紙であれば、お手入れも楽であることも人気の理由の1つとしてあげられます。
断熱性(だんねつせい)
障子は窓と部屋の間に空気の層を作ることや、和紙の繊維が空気を含むことで冷気や熱の通り道を妨げるため、高い断熱効果を発揮します。
これから寒くなる冬にかけては、より障子の断熱性に注目がされています。
一般的なガラスの熱の通過率は約90%と言われていますが、障子の熱の通過率は約40~50%であるとされています。
これはレースカーテンやドレープカーテンの二重吊りと同じくらいの断熱効果に匹敵し、夏の冷房の効率や冬の保温効果が期待できます。
また、障子を和紙よりも断熱効果の高い「プラスチック障子紙」に変えることでより断熱効果が高まり、暑さ寒さを防ぎ光熱費の節約にもつながります。
日本建築学会計画系論文集の『断熱障子の日射熱遮蔽効果に関する研究』によると、障子を全開放してある程度の時間おいた状態よりも、障子を1/10開放してある程度の時間をおいた状態のほうが3倍程度日射熱遮断効果が高いことが明らかになっています。
実際に環境省でも温暖化対策のために「断熱障子」を推奨しております。

当店ブログ記事でも、障子の断熱性について詳しく書いた記事がございます。
障子で冬の断熱対策をされたい方や窓のリフォームをお考えの方には参考になる記事となっています。是非ご覧ください。

調湿性(ちょうしつせい)

障子に使われている和紙や木材の自然素材は、室内の湿度を一定に保とうとする働きがあります。
これを「調湿性」と言います。
障子の調湿効果は、湿度が高いときは空気中の湿気を吸収し、室内の過度な湿度を和らげ、結露やカビの発生を防ぐ効果が期待できます。
また、湿度が低く空気が乾いているときは、吸収した湿気を空気中に放出することで室内の乾燥を防ぎます。
この効果により、障子は室内の湿度変動を緩和する天然のエアコンのような役割をし、年間を通して快適な室内環境を保ちます。
※プラスチック障子紙は、破れにくくお手入れが楽になる分、手漉き和紙などの伝統的な障子紙と比較すると調湿性が大きく変わってきます。障子本来の機能を最大限に活かしたい方は是非『手漉き和紙』の障子紙をお勧めいたします。
採光性(さいこうせい)

障子紙の一般的な光の透過率(とうかりつ)は約40~50%と言われており、これにより直射日光を和らげて部屋全体を均一に明るくする効果が期待でき節電効果もあります。
直射日光を緩和することで目に優しい光を届け、落ち着いた雰囲気を作ります。
このような理由から、障子は昔ながらの要素ですが、現代のライフスタイルや建築デザインにも調和するものとして再評価されています。
一般的な障子紙の種類について



一般的に使用される障子紙の種類は、大きく分類すると和紙・強化障子紙・再生紙の3種類からなります。
和紙

古くから日本に伝わる伝統的な製法で作られた紙のことで、手漉き(てすき)で作られる「手漉き和紙」と機械で作られる「機械漉き和紙」があります。
手漉き和紙は1枚1枚職人の手で作られるため、手作業による温かみと個性、天然繊維が持つ耐久性や保存性、柔らかな質感と風合いが特徴です。
一方、機械漉き和紙は機械で大量に製造するため、表面がなめらかなのが特徴です。
強化障子紙

通常の障子紙にプラスチック繊維や特殊な樹脂加工を施し、破れにくく丈夫にした障子紙のことです。
和紙の風合いを残しつつ、耐久性が大幅に向上しているのが特徴的で以下が強化障子紙に該当します。
- ワーロン
- ワーロンペット
- タフトップ
- ハイエーステック
- ポリカーボネート
強化障子紙について詳しく知りたい方は、当店『家美装』で書いている以下ブログ記事をご覧ください。
※他にも強化障子紙についての記事はいくつか当店ブログ記事にございます。

再生紙

使用済みの古紙をリサイクルして作られた障子紙のことです。
木材の伐採を減らしたり、廃棄物を削減したりできるため環境に優しいのが特徴です。
耐久性は天然の和紙素材に比べると劣る場合がありますが、近年は品質が向上しています。
一般的な普通紙よりも厚みがあり丈夫な「厚紙」と、薄葉紙(うすようし)と呼ばれる柔らかく透け感のある「薄紙」に分けられます。
| 障子紙の種類 | 素材 | メリット | デメリット | 耐用年数 |
| 手漉き和紙 | ・楮(こうぞ) ・三椏(みつまた) ・雁皮(がんぴ) etc | ・温かみのある質感 ・機能性に優れている ・丈夫で長持ちする ・高級感がある ・採光性が高い ・断熱性が高い ・調湿効果が高い | ・価格が高い ・大量生産ができない ・日焼けしやすい ・水拭きができない ・お手入れが難しい | 5〜10年程度 ※手漉き和紙自体は1000年以上と言われています |
| 機械漉き和紙 | ・マニラ麻 ・レーヨン ・パルプ etc | ・大量生産ができる ・価格が安い ・デザイン性が高い | ・破れやすい ・水拭きができない ・日焼けしやすい ・頻繁な張替えが必要 | 1~2年程度 |
| ワーロン | ・塩化ビニル樹脂 ・PET樹脂 ・和紙 | ・通常の障子紙の5倍の強度 ・水拭きができる ・汚れにくい ・燃えにくい ・日焼けしにくい ・柄のバリエーションが豊富 ・和紙そのものの風合いがある | ・通気性が低い ・吸湿性が低い ・和紙より重い ・通常の障子紙より割高 ・専用の両面テープが必要 ・熱に弱い | 10年程度 |
| ワーロンペット | ・PE(ペット)T樹脂 ・和紙 | ・ワーロンの3倍の強度がある ・水拭きができる ・汚れにくい ・和紙そのものの風合いがある ・たるみにくい | ・通常の障子紙より割高 ・通気性が低い ・吸湿性が低い ・和紙より重い ・専用の両面テープが必要 | 10年程度 |
| タフトップ | ・パルプ ・レーヨン | ・通常の障子紙の5倍の強度 ・紫外線をカットする ・シワになりにくい ・でんぷん糊で貼れる ・汚れにくい ・水拭きができる ・剥がした後の繊維が残らない | ・価格が高い ・通気性が低い ・吸湿性が低い ・熱でたるみが障子やすい ・和紙のような柔らかさが少ない | 3~5年程度 |
| ハイテックエース | 特殊繊維 | ・通常の障子紙の3倍の強度 ・和紙のような風合いがある ・水拭きができる ・キレイに剝がれる ・燃えにくい | ・価格が高い ・通気性が低い ・吸湿性が低い ・熱でたるみが障子やすい | 10年程度 |
| ポリカーボネート | ポリカーボネート | ・断熱効果が高い ・水拭きができる ・耐久性が高い ・燃えにくい ・耐熱性が高い | ・和紙の風合いが損なわれる ・通気性が低い ・吸湿性が低い | 10年程度 |
| 再生紙 厚紙 | ・古新聞 ・段ボール etc | ・価格が安い ・環境に優しい | ・耐久性が低い ・変色しやすい ・こまめな張替えが必要 | 1~2年程度(もしくはそれ以内) |
| 再生紙 薄紙 | ・古新聞 ・段ボール etc | ・価格が安い ・環境に優しい ・バリエーションが豊富 | ・厚紙より耐久性が低い ・変色しやすい ・こまめな張替えが必要 | 1~2年程度(もしくはそれ以内) |
障子紙の種類についてより詳しく知りたい方は、当店『家美装』で書いている以下ブログ記事も併せてご覧ください。
お部屋に合わせたおしゃれな障子紙の紹介
こちらでは、住宅のイメージや年代に合わせたおしゃれな障子紙をご紹介していきます。
ぜひ張替えの参考にお役立てください。
現代の住宅 【和室と洋室が融合したシンプルでモダンなデザイン】


Harokka アルート
光の加減で表情を変える、白で彩られたデザインが美しいBlanche(ブランシュ)シリーズの障子紙です。
穏やかな波がどこまでも続く様子を表した縁起のいい伝統模様の「青海波(せいがいは)」を現代風にアレンジしています。
昔ながらのレトロっぽさは取り入れたいけれど、古臭くならないおしゃれなデザインの障子紙が欲しい方におすすめです。


Harokka lumi
lumi(ルミ)はフィンランドの言葉で「雪」を表します。
さらさらと細やかに降り積もるパウダースノーが表現された北欧デザインのシンプルな障子紙です。
このモチーフは視覚的な美しさだけでなく、心に安らぎや温もり・幸福感をもたらしてくれます。


i color 強力障子紙 ホワイト
柔らかな光を取り込みながら部屋を自然に明るくし、紫外線を92%カットできるので、室内の色あせや変色を防ぎます。
ホワイトは主張しすぎずすっきりしたモダンな雰囲気を演出します。
また、白はどんなインテリアとも合わせやすく、空間を広く見せてくれる効果もあります。


Harokka 花猫柳 (はなねこやなぎ)
のびのびと枝を伸ばす彩り豊かな春を代表する古典的な文様の「猫柳文(ねこやなぎもん)」がほどこされた障子紙。
愛らしい丸い花穂をあしらった、繊細で可憐なデザインです。
花猫柳柄は、視覚的に温かみや落ち着きを与え、空間に心地よさが生まれるため人気の和洋問わず人気がある柄になります。


和紙生活 DECO障子紙 たてウェーブ
揺らめく波のデザインがお部屋の印象を引き立て、和室はもちろん和洋折衷の空間にも違和感なくなじみます。
ほどよい厚みで貼りやすく、遮光性・UVカット・断熱性がある機能的な障子紙です。
縦を強調するデザインは、華やかでエレガントな空間にしたい方におすすめです。


昔ながらの日本家屋に合う障子紙【伝統的で高級感あふれるデザイン】


本美濃紙(ほんみのし)

岐阜県美濃市(みのし)に伝わる、厳格な伝統的製法と道具で製造される美濃和紙(みのわし)のなかでも最高級の手漉き和紙です。
優れた耐久性と美しい外観、長期保存性という利点があるため障子紙としておすすめです。
茨城県産の最高級の那須楮のみが使われ、薬品漂白は行わず「*ねり」にとろろあおいを用いた流し漉きという製法で職人が1枚1枚製造します。(*ねりとは和紙を漉く際に使われる、原料の繊維を水中に均一に分散させるための補助的な粘液のこと)
よって薄く丈夫な仕上がりになり、楮の繊維がむらなく美しく広がり、光に透かすと上品な輝きを演出するのが特徴です。
本美濃紙は、1300年以上の歴史があり1969年には制作技術が国の重要無形文化財として指定され、2014年には「和紙:日本の手漉き和紙技術」として『ユネスコ無形文化遺産』に登録されました。
文化遺産オンライン – Culture Heritage Online – 本美濃紙
<他、参考情報>
観光庁,地域観光資源の多言語解説文データベース – 本美濃紙 / 本美濃紙についての概要 –
Washi-nary 丸重製紙企業組合, 本美濃紙
細川紙(ほそかわし)

埼玉県小川町・東秩父村(ひがしちちぶむら)で伝統的に作られている高級手漉き和紙です。細川紙は、強靭でありながら温かみのある風合いが、和の空間を格調高く優雅に演出してくれるため障子紙としておすすめです。
100%国内産の楮を原料とし、薬品漂白を使わない伝統的な流し漉きという製法と道具で、職人の手により1枚1枚作られます。
そのため、楮の繊維が絡み合い耐久性に優れた仕上がりになり、素朴ながらもつややかで地合がしまっており、毛羽立ちにくいという特徴があります。
細川紙の制作技術は1978年に国の重要無形文化財に指定され、2014年には「和紙:日本の手漉き和紙技術」としてユネスコ無形文化遺産に登録されました。
文化遺産オンライン – Culture Heritage Online - 細川紙
<他、参考情報>
埼玉県細川町, 細川紙, 2025
東秩父村役場, 細川紙の歴史, 2016
20~30代向け【シンプルなのに部屋と調和する色味のデザイン】


Harokka 翡翠 (ひすい)
美しさと神秘的なイメージをもつ翡翠をイメージした障子紙です。
薄いグリーンのグラデーションは、心身をリラックスさせ落ち着いた空間を演出するため、お部屋のクオリティーを上げることができます。
薄いグリーンは視覚的にも疲労を軽減し、リラックス効果が期待できると言われているので、日々のストレスをリフレッシュしたい方にも向いています。


Harokka デュー
清らかな白地に異なる白の深みで描かれた風雅な意匠をほどこした、Blanche(ブランシュ)シリーズの障子紙です。伝統的な露芝文様(つゆしばもんよう)をスタイリッシュに表現しています。
この連続した淡い模様は、季節を問わず通年で汎用性が高いため、張替えのデザインを迷われている方にもおすすめになります。


Harokka 紫陽花 (あじさい)
紫陽花をイメージした薄い紫のグラデーションの障子紙です。薄い紫は高貴なイメージがあるため、お部屋を上品に演出します。
また、明るく軽やかな色でもあるため、開放感をもたらしてくれます。
お部屋に落ち着きや高級感を出したい方、リラックス空間を作りたい方にもってこいのデザインです。


i* color カラー障子 オレンジ
インテリアに合わせて選べるおしゃれな色つき障子紙です。
オレンジは 日本色彩研究所が行った調査によると、20~30代が好む色の上位に入る色です。元気でエネルギッシュな明るい空間を作ってくれます。
誘目性(ゆうもくせい:人の注意を引きつけること)のある色なので、お部屋のアクセントにしたい方にぴったりです。


40~50代向け【派手すぎない柄もののデザイン】


Harokka 二輪牡丹 (にりんぼたん)
圧倒的な存在感で中国では「花の王」と呼ばれている牡丹が描かれた障子紙になります。
可憐でありながらも存在感を放つ花弁がエレガントで美しいデザインです。
日本でも伝統的な意匠として長く愛されているモチーフなので、古風なデザインを取り入れたいという方におすすめです。


ゆめあり モノクローム
光と影のコントラストが表現され、シンプルで洗練された和モダンな空間を演出する障子紙です。
耐久性の高い素材を使用しているため、従来の障子紙の約5倍の強度があります。また、水に濡れても色落ちしないのも嬉しいポイントです。
モノクロ柄は、シンプルながらタイムレスで洗練されたイメージを与えてくれるので、瞬時に和モダンなお部屋にしてくれます。


Harokka 猫と鳥
猫と鳥をモチーフにし、北欧スタイルにデザインしたシンプルで温かみのある障子紙です。
爽やかなイメージのブルーと女性らしく優しいイメージのピンクの2種類からお選びいただけます。
愛らしく素朴なタッチで描かれた柄は、暮らしに溶け込みやすいおしゃれな雰囲気を作りだします。そして、親しみやすく空間に温かい印象を与えてくれます。


Harokka 花水木 (はなみずき)
花水木は日米友好の証として、日本からアメリカへ贈られた桜に対する返礼として贈呈された植物です。
単色の花水木をモチーフにした、現代的なデザインの障子紙です。
花水木柄はさまざまな用途で人気があり、空間に季節の彩りと落着いた美しさを取り入れてくれます。


10~20代向け【可愛いデザイン・フェミニンなデザイン】


Harokka ネモフィラ
小さく可憐な青い花を咲かせるネモフィラをメインに、ビオラや勿忘草(わすれなぐさ)をあしらったデザインの障子紙です。
春の花でお部屋を華やかに演出したい方におすすめです。アイボリーとピンクの2色展開になります。
ネモフィラ柄は、お部屋に広がりや奥行きを感じさせてくれるため、開放的な空間を作りたい方に適しています。


Harokka エカイユ
白の濃淡で描かれた繊細な意匠が美しいBlancheシリーズの障子紙です。
厄除けや魔除けで知られる伝統の鱗文(うろこもん)を現代風にアレンジした、スタイリッシュなデザインです。
連続する三角形の配置によりリズミカルな動きを感じさせ、短調でありながらダイナミックな印象を与えてくれます。


i*color カラー障子 ピーチ
耐久性に優れ、光透過率33%で柔らかに採光しながら、きちんと紫外線もカットできる優れモノの障子紙です。
ピンクは10〜20代の女性に特に人気があるカラー。お部屋を優しく、可愛らしい雰囲気に演出してくれます。
桃を連想させるような色は、健康的でポジティブなイメージがあるため、柔らかな空間を作りたい方におすすめです。


Harokka riekko
フィンランド語で雷鳥(らいちょう)を意味するriekko(リエッコ)。
ふっくらとした雷鳥のシルエットがデザインされた障子紙です。
三角形のようなシェイプが主体であるため、全体的に引き締まったシャープな印象を与えてくれます。


i*color 押し花障子 桜~春の歓び~
タフトップが素材のため、非常に丈夫で破れにくく、汚れにくい障子紙です。
伝統的な桜のモチーフを現代的で優しい雰囲気に仕上げたデザインです。淡いピンクの花が心を穏やかにしてくれます。
桜は日本の伝統的な模様であるため、落着いた和モダンな空間を演出したい方におすすめです。


特殊な窓用の障子紙(小窓用・飾り障子など)向け

こちらでは引き戸として使う障子ではなく、欄間障子(らんましょうじ)や飾り障子(かざりしょうじ)など一般的な障子とは異なる特殊な障子向けの商品をご紹介していきます。
商品のご紹介前に、通常の障子とは異なる障子の解説をしていきます。
欄間障子(らんましょうじ)

『欄間障子』とは、和室の天井と鴨居の間に取付けられる小さな障子のことを指します。
天井と鴨居の間に設けられる開口部は「欄間(らんま)」と呼ばれ、格子や透かし彫り、彫刻などが施され、室内装飾としての役割を持っています。
そのほかに、和紙を通して和らかな光を室内に取り込み、部屋を明るくしたりすき間風を防いだりすることで断熱性がアップし、エアコンの効率を良くする効果が期待できます。
飾り障子(かざりしょうじ)

『飾り障子』とは、デザイン性の高い障子のことを指します。
壁に開いた丸い穴に障子をはめ込んだものや、組子の間隔を広くした「荒間障子(あらましょうじ)」や桟の間隔に変化をつけた「吹き寄せ障子(ふきよせしょうじ)」などさまざまなデザインがあります。
丸窓障子(まるまどしょうじ)

『丸窓障子』は、円形の障子のことを指します。障子本来の機能(断熱・採光・調湿など)を保ちながら、障子と丸い窓を組み合わせることで、外の風景をまるで絵画のように切り取る借景(しゃっけい)※の役割を果たします。
よって、空間にリズム感と視覚的な面白さを加え、穏やかな雰囲気を作り出します。古くから禅寺(ぜんじ)や茶室で用いられ、借景として取り入れるために使われてきました。
現代の住宅でも、和室のアクセントとなるデザインとして活用されているようです。
*借景 しゃっけい
庭園や住宅で、敷地外の遠くにある山や森などの風景を、自分の庭の一部であるかのように取り入れて景観を構成する技法のこと
書院障子(しょいんしょうじ)

床の間の横の『書院(しょいん)』と呼ばれる部分に設けられる小型の障子のことを指します。
本来は、書物を読んだりする書斎として、日光を取り入れるための場所でしたが、現代では主に和室のインテリアとしての役割が大きい建具になります。
複雑で繊細なデザインの組子が施されたものや、シンプルに縦の格子を細かく並べたものなど、さまざまな意匠があります。
このような特殊な障子におすすめな障子紙をご紹介します。
Harokka クッカ
真っ白な障子紙に、白のグラデーションが美しい上品で繊細なデザインの障子紙です。
光の加減で表情が変化し、和室の雰囲気をガラッと変えることができます。
白い花火のような柄は、洗練された大人の華やかさを演出するため、モダンでシンプルなデザインを好む方に向いています。


Harokka 小鳥と木の実
花や松の小枝をくわえ、幸運や幸せを運んでくると言われている鳥の模様、花喰鳥文(はなくいどりもん)が描かれた障子紙です。
躍動感のある小鳥と木の実のデザインが魅力的です。
彩り豊かで緻密な描写のデザインは、非常に華やかで優美な印象を与えてくれます。


障子の張替えは専門店がおすすめ

障子の張替えはDIYでもでき、以下のようなメリットがあります。
- 業者に依頼するより費用が抑えられる
- 達成感・満足感を得られる
- 自分の都合のいい時間に作業できる など

一方で、デメリットもあるためしっかりと把握をして行うことが大切です。
- 美しく仕上げられない
- 道具をそろえる手間がかかる
- 失敗した際の費用や時間が増える
- 障子の種類によってはDIYが難しい
- 桟を傷つける可能性がある
- 慣れない作業はケガのリスクもある など
このようなことをトータル的に考慮すると、障子の張替えは専門店に依頼するのがおすすめです。

専門店をおすすめする理由は以下のようなことが挙げられます。
- 時間や手間がかからない
- プロならではの美しい仕上がり
- 道具を揃えなくてもいい
- どんな種類の障子にも対応してくれる
- 最適な障子紙を選んでもらえる
- 障子以外の相談もできる(襖・畳・網戸など)
- 施工後のアフターサポートがある など
まとめ

現在、障子は以下のような理由で再注目されています。
- 柔らかい光を取り込む効果(採光性)
- 日本の気候に合った機能性(断熱性・調湿性)
- 和モダンな空間の演出
- 機能性の向上
- デザイン化の多様
障子というとひと昔前のイメージを持たれがちですが、現在の障子紙にはさまざまな種類があり、住宅の雰囲気・素材・機能性・環境・好みの柄などの基準でお好きなものを選んでいただくことができます。
そのため、伝統ある日本家屋はもちろん、和と洋が融合した現代の住宅もおしゃれに演出することができます。今回は特におすすめの障子紙をセレクトしご紹介させていただきましたので、ぜひ素敵な空間作りにお役立ていただけますと幸いです。
また、障子の張替えはDIYでも可能ですが、美しく耐久性のある仕上がりにするためにはぜひ専門店に依頼をすることをおすすめします。
張替えをご検討中の方はぜひ一度【家美装】までお気軽に電話やメールでお問い合わせください。
私たちは福岡県と佐賀県、熊本県の以下地域のお客様の対応をしております。
以下の地域にお住まいであれば、すぐに対応させていただきますので、まずはお気軽にお電話やメールにてお問い合わせください。
福岡県:柳川市・大牟田市・みやま市・筑後市・大木町・大川市
佐賀県:神埼市・鳥栖市・吉野ヶ里町・上峰町・みやき町・基山町
熊本県:荒尾市
弊社『家美装 – IEBISOU – 』は、ふすま・障子・網戸・畳の張替え専門店です。



張替え業以外にもリフォーム業も得意としており、張替えのご依頼から始まり、ちょっとしたお家の修理や改築・大きなリフォームのご依頼までお客様の環境やタイミングに合わせて、お家のお困りごとを弊社1社で丸っとご対応させていただいております。
現在は以下3店舗を運営しております。
- 家美装 柳川・大川店
- 家美装 神埼・鳥栖店
- 家美装 大牟田・荒尾店
張替え業以外のリフォーム関連のご依頼では以下のようなお家のお困りごとを対応しています。
詳しい実績やご依頼のご相談はいつでもお気軽に家美装までお電話ください。
- クロスの張替え
- 床(フロア)の張替え
- 波板交換
- 人工芝新設
- 窓の取り付け/交換
- 手すり取り付け
- カーテン取り付け
- 水回り工事(キッチン/トイレ/お風呂)
- 外構工事(ガレージ・バルコニー)
- 外構工事(塀/柵)
- その他、リフォーム
- etc.
弊社のサービス対応地域は以下になります。
- 福岡県
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また、弊社は同じ店舗・サービス対応地域内で『お助け110番』という便利屋業もサービス展開しております。
お助け110番では、高いところの電球交換から始まり、家具移動や窓拭き、不用品引き取りなど、家族や友人など誰かに依頼するほどでもないちょっとした日頃のお家のお悩みを解決する便利屋業も行っております。
- 電球交換
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私たちは、ちょっとしたお悩みからお家の大きなリフォームまで『家美装』・『お助け110番』で幅広く/柔軟にお客様の要望に対応しております。
『家美装』でも『お助け110番』でも、お家のことでお困りの際はいつでもお気軽にご相談/お問い合わせください。



