本格的な襖の張替えシーズンがやってきました!
どうも、
襖/障子/畳/網戸の張り替え専門店 家美装のオーナーの吉田です。
早いもので今年も残すところ4ヶ月!
10月~12月にかけて本格的な襖の張替えシーズンが到来します!!!
「襖の張替えをしたいけど、どこに頼めばいいの?」
「襖の種類がありすぎてどれを選べばいいかわからない。。。」
「部屋の雰囲気に合ったものを選んで欲しい!」
と悩んでいらっしゃる方も多いのではないでしょうか?
実際に、家美装でもこのようなお客様がほとんどです!
そこで今回は、皆様のためにどこよりも詳細に、そしてわかりやすく襖の特徴や種類・選び方まで色々とご紹介します。
また、張替える際の注意点などもご紹介致しますのでぜひ最後まで読んで頂けると嬉しいです。
襖紙の種類と特徴
生活様式の変化により最近では和室より洋室の方が多くなっています。
ですが、和室には洋室にない優れた面がたくさんあり、根強いファンがいるのは確かです!!
特にご年配の方や小さいお子様をお持ちのご家庭の方にはとても人気があります。
<和室の優れた点>
- い草はリラックス効果と集中力を高める成分が多く含まれている
- フローリングと異なり畳の方が硬くなくクッション性もあるので横になりやすく、年配やお子様にも安心
- 襖・障子・畳全て湿度調整機能があるため、一年中快適に過ごすことができる
襖の張り替え依頼やお問い合わせは、私たちのところにも一年中来ていますが、
襖の張り替え依頼が最も多い時期は、10月~12月になります。
そんな襖張り替えのご依頼電話を受けると、、、
というお客様から声を頂くことが多くあります。
今回は、張替えした後に後悔のないように少しでも襖の種類や特徴をご理解頂き、不安を解消して頂ければと思っています。
襖紙(ふすまし)の種類について
大きくわけると、以下3種類に分かれます。
- 洋紙(ようし)
- 和紙(わし)
- 織物紙(おりものし)
❶ 洋紙(ようし)
洋紙とは、パルプからできた機械漉きの襖紙です。
襖の張り替え費用は襖紙の中で一番安価な商品となります。
【特徴】
・触った時の感覚はツルツルとしているものが多い
・和紙や織物(糸入り)に比べると耐久性や色褪せが早いため、対応年数が5〜7年と短い
・定期的に張り替えをする可能性のあるお部屋や汚れる事を前提とした子供部屋などで使われることが多く、特に賃貸物件などに選ばれることが多い襖紙の種類になります
【商品例】
『新鳥の子(しんとりのこ)』と呼ばれる襖紙が該当します
当店(家美装)では、片面1,800円から洋紙を使った襖の張替えを承っております。
※サイズ:90cm × 180cm
❷ 和紙(わし)
和紙は、大きく以下2種類に大別されます。
- 手漉き和紙(てすきわし)
- 機械漉き和紙(きかいすきわし)
価格に関して、
手漉き和紙は手作業で作り上げるため、機械を用いて作りあげる機械漉き和紙と比べて高価になります。
【特徴】
・触ると紙の質感がとても強く感じられ、経年で徐々に風合いが変わっていく様を楽しめる襖紙
・対応年数は、3年〜10年と商品により様々。高価なものほど丈夫で美しく、長く使えるものが多い
・客間や仏間、座敷などにオススメ
【商品例】
・手漉き和紙の例:『本鳥の子』
・機械漉き和紙の例:『上新鳥の子』『鳥の子』
※価格は、手漉き和紙の『本鳥の子』が一番高く、次に『鳥の子』。一番安価なのが『上新鳥の子』となります。
張り替え目安:5年〜10年
経年により独特の風合いを醸し出していく非常に魅力的な襖紙
張り替え目安:3年〜8年
近年、機械技術が発達し見た目や肌触り・風合いも手漉き和紙に近いものが登場してきています
張り替え目安:3年〜8年
機械技術が発達で加工による模様付や見た目がおしゃれな印刷が施されたデザインなどバリエーションが豊富
当店(家美装)では、片面6,000円〜15,000円前後から和紙の襖紙を使った襖の張替えを承っております。
※サイズ:90cm × 180cm
❸ 織物紙(おりものし)
織物紙は、大きく以下3種類に大別されます。
- 上級織物(じょうきゅうおりもの)
- 中級織物(ちゅうきゅうおりもの)
- 普及織物(ふきゅうおりもの)
価格に関して、
織物に使用されている糸の種類により値段が変わり、高級織物では絹や麻が使われるため高価になります。
【特徴】
・洋紙や和紙とは違い糸が入っているのが特徴でご家庭で一番見る機会の多い襖紙
・対応年数は、3年〜20年と商品により様々。高価なものほど、糸の本数も多く目が詰まっているため丈夫で見た目も細やかで綺麗。そして、色褪せも少なく対応年数が長くなります
・和紙と同じく、客間や仏間、座敷などにオススメです。
【商品例】
・『上級織物』:糸には、絹や麻などの天然繊維を使用
・『中級織物』:糸には、絹糸を使用
・『普及織物』:糸には、化学繊維を使用
※織物紙は繊維が長い分、洋紙より耐久性が高く、高価なものになれば変色も緩やかで20年以上使って頂けるものもあります
張り替え目安:20年以上
主として、ドピー織など縦糸・横糸ともに糸目の詰んだ高級な織物襖紙。
縦糸にレーヨン糸50本/インチ程度、横糸に意匠撚糸や絹糸を40本/インチ程度打ち込んでいます。
張り替え目安:15年~20年
手頃な価格と変化に富んだ風合いでよく用いられており、主にレーヨン糸が使われている襖紙。
糸の打ち込みは、縦糸は30本/インチ程度、横糸は24本/インチ程度の本数のものが多く作られています。
張り替え目安:10年〜15年
手頃な価格と種類の豊富さで選びやすいのが特徴で、主にレーヨン糸が使われています。
糸の打ち込みは、縦糸は24本/インチ程度、横糸は22本/インチ程度のものが多く作られています 。
当店(家美装)では、片面6,000円〜40,000円前後から織物紙の襖紙を使った襖の張替えを承っております。
※サイズ:90cm × 180cm
当店、家美装(いえびそう)で人気のある襖紙ベスト3!
当店では、戸建てで築30~40年のご家庭に伺うことが多く、お家をとても大切にされている方が多い印象です。
襖の張替は頻繁にするものではないのでお客様もせっかく張替えをするならいい物で張替えたいと言う方が非常に多いです。
当店で人気の襖紙 ベスト3 !
気になる方はぜひお問い合わせください!
お見積り訪問をさせていただいた際にサンプルをお見せしますので見た目の確認や手触りも確認することができます!!
家美装 襖張り替え人気ベスト3
- 第1位 あづち(上級織物)
- 第2位 しんせん(普及織物)
- 第3位 近江(中級織物)
襖の張り替えパターンと注意点
ここまで、襖紙の種類と特徴をご説明いたしました!
次に襖の張り替えを行う方法(パターン)の紹介とその注意点についてお話をしていきます。
襖を張り替えするには2パターンあります。
【パターン1】 襖の張り替え専門店に依頼する
【パターン2】 自分自身で張り替える(DIY)
それぞれの張り替えパターンのご説明とその注意点をお話しします。
【パターン1】 襖の張り替え専門店に依頼する
襖の張り替え専門業者にお願いする場合
記事の冒頭でもお伝えした襖の張り替え時期の繁忙期は、10月から12月となるため、その時期に張り替えを行うと通常納期よりも長くお時間をいただく場合があります。
特に12月は年間を通して一番ご依頼が多い月になります。
お急ぎの方は、10月中には襖の張り替えのご相談やご依頼する事をお勧めいたします。
【パターン2】 自分自身で襖の張り替えに挑戦してみる
自分自身で襖の張り替え(DIY)を行う場合
もう一つの方法として、自分で襖の張替えをする方法もあります。
最近では、襖の張り替え方法を説明している記事やYouTubeなどが数多くあるため、一般の方でもホームセンターやAmazonなどで道具必要なものを揃えて襖の張り替えに挑戦する方が増えてきたと感じます。
しかしながら、実際に襖の張り替え職人の手仕事のように綺麗に張り替えを行える方はほとんどいらっしゃらないのが現状です。
実際に私たち(家美装)のところにも「襖の張り替えを自分でやってみたが、うまくできず再度張替えをやって欲しい。」といったお声も最近ちょこちょこと頂くことがあります。
他にも自分で襖の張り替えをやってみた方からよくお聞きする声として、
- 動画やネットを見ながら張り替えてみたものの、うまくできず仕上がりに不満。。。
- 張り替えに挑戦してみたが失敗。襖紙を何枚も買い直した。最後は襖の張り替え専門店に依頼した。。。
- 張り替えがうまくできたと思ったが、時間が経つにつれ剥がれてきたり、浮いてきたりしてきた
- 道具を揃えるのに予想以上に費用がかかった(約5,000円〜100,00円程度)
- 襖の張り替え頻度は短くても数年と長いので、年数が経つにつれて揃えた道具が劣化してしまい使い物にならなくなっていた。張替えの時は、その都度新たに道具を買い直ししている
- とりあえず、張り替えはできたがその場しのぎ。いずれ、襖の張り替え専門店にちゃんと張り替えの依頼をする
このように、自分で張替えしてみたものの色々な失敗や不満があり、最終的に襖の張替え専門業者へ依頼をする方が多くいらっしゃいます。
自分で襖の張り替えを行う(DYI)のに適した方は、
・手間がかかっても何事にも挑戦してみたいという方
・お子様がまだ小さく、襖が汚れる可能性が高く頻繁に張り替えをしそうな方
・そこまで職人のように完成度高く張り替えができなくても、特に気にしない方
だと、色々なお客様とお話をして感じます。
張り替え専門店に張替え依頼をされた方のメリットとして、
・張り替え専門店で、相談をして色々な種類の襖紙の中から適切な襖紙を選び張り替えを行える
・職人技で張り替えをされた襖は、長い目でみると結果的にDIYよりも費用が安く済む
・職人技で張り替えをされた襖は、張り替え後の剥がれや浮きがなく、見た目も綺麗で長持ち
・張り替え専門店で、張り替えを行うとお店よっては手厚いアフターフォローが受けられる
※私たち、家美装では「1年間の無料保証」をつけていつでもアウターサポートできる体制を整えております。
職人技で襖を張り替えると、襖紙によりますが3年〜20年は張替え不要になります。
一生のうちに数回程度しかない襖の張替え。
襖を張り替えて気持ちよく日々の生活をお過ごしになられたい方は、ぜひ専門業者にお任せすることをお勧めします。