【草刈り/草むしり】庭の雑草対策と解決法は?おすすめの時期と業者選びのポイント

どんどん成長していく雑草は目に入るだけでストレスを感じてしまいますよね。
放っておくと景観が損なわれるだけでなく、害虫が増えるリスクも高まります。

草刈りや草むしりをするのに効率のいい時期があるのはご存知ですか?

タイミングを知っておくだけで庭の手入れが楽になり、早めに対策をしておくと業者に依頼することになっても費用を抑えることができます。
次の草刈りを楽にするためにも早めに行動をしておきましょう。

目次

草刈りと草むしりの違いは?

公園や道路わきで機械を使って草の背丈を短くしているのをよく見かけますが、この作業が草刈りと呼ばれます。根っこが残っているのでまた生えてきてしまうイメージがありますが、実は「生長点」を断つことで枯れやすくしています。

一方、草むしりは根っこから引き抜いたり、土を掘り返して雑草そのものを取り除く作業になります。似たような言葉ですが作業内容としては違うものになるので、業者に依頼をするときは確認をしておきましょう。

ちなみに、剪定や伐採も異なります。剪定は木の成形や育成のコントロールをするために枝や葉を整えること、伐採は木をなくすために切ってしまう作業になるので混同しないようにしましょう。

草刈りの重要性

定期的に草刈りをしないとさまざまなリスクが考えられます。

  • 景観の悪化
  • 風通しが悪くなる
  • 害虫が増える
  • 害獣が訪れやすく、フンによる細菌やウイルスの繁殖、異臭に繋がる
  • 伸びた雑草が敷地を超えて近隣トラブルの原因になる
  • 見通しが悪くなり不法投棄や火事に繋がる
  • 一度放置をしてしまうときれいにするのに多くの労力が必要となります。
    手間がかかる作業ですが、家の維持のためにもこまめに草刈りをおこないましょう。

草刈りにおすすめの時期

忙しくて時間がとれない方でも、年に3回は草刈りをしておくことで雑草の成長を抑えることができます。

この時期は意識して庭の状態を確認しましょう。

6月

梅雨入りによって雑草が水分を蓄え、夏の日差しで光合成をおこない、急激に成長し始めます。

伸びきってしまう前に刈り取ることが大切です。

この時期を逃すと人手や道具がなければ対処できなくなってしまうので、雨上がりや曇り空の日を狙って作業を進めていきましょう。

9月と10月

1年の間で最も雑草の背丈が大きくなり、目に付きやすい季節です。

虫も活発で外の作業は大変ですが、湿度の影響もあり菌が繁殖しやすくなります。伸びきった雑草をリセットしておきましょう。

11月と12月

雑草も枯れ始め目立たなくなる時期なので防草処理を済ませておくと、翌年の草刈りがとても楽になります。

日差しが弱まり、外での作業が楽なうちにまとめて対策をしておきましょう。

雑草を生やさない方法

方法その1:除草剤を使う

すでに生えている雑草をすぐに枯らす液体除草剤や、根に薬剤を吸収させ予防してくれる粒剤除草剤がありますが、おすすめはこの2つを掛け合わせたハイブリット除草剤です。

薄めずに散布するだけで最大9カ月持続します。対象範囲は狭めですが、庭の範囲なら十分な効果があります。

方法その2:砂利を敷く

土に光が当たるのを防ぎ、雑草が生えにくくなりますが、効果があるのは5㎝以上の厚みなのでかなりの量が必要になります。

また、砂利の上を歩いたりなどして土が見えてしまうと雑草が生えてきてしまうので、人が歩かない範囲にエクステリアとして敷き詰めるのがおすすめです。

方法その3:人工芝を敷く

自然を感じたい方や庭で子供やペットを遊ばせるスペースが欲しい方におすすめの人工芝。

一面に敷いても景観を損ねることもありません。

好みの長さを選べて手入れもほとんど不要ですが、夏場は表面温度が上がりやすいので注意が必要です。

方法その4:防草シートを敷く

引用元:Amazon 湘柘様

日光を遮る効果が高く、耐久年数も5年と長く使うことができます。天然素材の商品であれば自然と土に還るので処分する手間もかかりません。

黒いシートで庭としての見た目は劣ってしまうので、砂利や人工芝と組み合わせて使うのがおすすめ。隙間がなくなるような技術が必要になります。

こちらの商品は、高密度不織布の厚手素材で破れにくく耐久年数も5年あります。

水はけがよく土への影響を減らしつつ、光は95%カットして雑草の成長を妨げます。

方法その5:固まる土を使う

防草砂、防草土と呼ばれる、練ったり水をかけることで固まる土が日光を遮り雑草を生えにくくしてくれます。

雨天を避け、ムラができないように一気に作業ができる時間を作りましょう。

こちらの商品は、水をかけて24時間で固まります。

有害物質が含まれておらず環境に優しいので庭の土や地下水を汚染する心配もありません。

方法その6:バークチップ(ウッドチップ)を敷く

引用元:Amazon 様
引用元:Amazon 様

木の皮や幹をこまかく砕いたもので木の香りによる消臭効果もあり、ドッグランに使用されるほど足の負担が少ないです。

下に防草シートを敷くことで隙間からの雑草を防ぎます。自然と土に還るので定期的な補充をおこないましょう。

こちらの商品は、チップサイズがS、M、Lあり、範囲に合わせて使いやすい商品。スペイン産の赤松樹皮が使用され、落ち着いた赤茶色が庭になじみやすいです。

方法その7:舗装をする

駐車場ならコンクリート、洋風なエクステリアを演出するならレンガやタイルを敷いて雑草が生える範囲を少なくすることができます。

ウッドデッキを設置してくつろぐスペースとして活用してもいいでしょう。

初期費用と定期的なメンテナンスは必要ですが、草刈りの頻度は抑えられます。

草刈りは自分でやるべき?

草刈りは自分でできる分、お金をかけるのに抵抗がある方も多いでしょう。

雑草の成長具合を見て、無理のない範囲でおこなっていくことが大切です。

それぞれのメリットとデメリット

<自分で作業をする場合>

スクロールできます
メリットデメリット
・費用がかからない
・好きなタイミングでできる
・身体を動かすきっかけになる
・夏場は熱中症の危険性が高い
・機械や道具が必要
・身体、特に腰に負担がかかる
・虫刺されや草で皮膚がかぶれることがある

<業者に依頼する場合>

スクロールできます
メリットデメリット
・短時間できれいになる
・後処理が必要ない
・防草対策もまとめて依頼できる
・費用がかかる
・業者の選び方が大切
・時期によってはすぐに予約ができない

業者に依頼するときのポイント

草刈りに対応している業者は多く、選び方を間違ってしまうとトラブルに繋がることもあります。

どこに依頼をするか、丁寧な対応をしてくれるかなど安心して任せられるところを探しましょう。

対応してくれる業者の種類

造園・剪定専門業者

庭の管理の一環として草刈りも対応しています。
専門知識が豊富なので庭木を植えていたり、ガーデニングをしている場合は影響を受けない防草対策もアドバイスしてもらえます。

草刈り専門業者

雑草に対する知識と経験があるので、場所を問わず効率的な作業が期待できます。
防草対策や防草処理も選択肢が多く、要望に合わせての提案が可能です。

便利屋

サービス内容や料金体系は会社によって異なりますが、資格のいらない作業であれば草刈り以外もまとめてお願いすることができます。
不用品回収をおこなっている便利屋も多いので、捨てるつもりで庭に置いている家具をついでに処分してもらうことも可能です。

シルバー人材センター

60歳以上の高齢者を対象に仕事を提供する公益社団法人で、費用を抑えて作業をしてもらえます。
ある程度対応ができる方が派遣されますが、草刈りの専門知識がとは限らないので注意しましょう。

ハウスクリーニング業者

庭も住宅の一部ということで、草刈りに対応している業者もあります。使える道具や機材は業者ごとにことなるので、サービス内容を確認しておきましょう。

費用の目安

業者に依頼すると人件費だけでなく作業範囲や草の高さ、使用する機械などによって費用がかかります。
おおよその相場を把握して、差が大きい場合は理由を確認しておくと安心です。

※地域や業者よって異なる可能性があります。

作業範囲による相場

0〜15坪(50㎡)約7,000〜25,000円
15〜50坪(165㎡)約12,000〜18,000円
50〜100坪(330㎡)約20,000〜40,000円
100〜200坪(660㎡)約35,000〜80,000円

雑草の高さによる相場

高さ、丈が50cmまで1㎡あたり約150〜200円
高さ、丈が50〜100cm1㎡あたり約160〜250円
高さ、丈が100〜150cmまで1㎡あたり約170〜300円

造園業者

敷地の大きさ(¥350~/坪)+ 各種オプション
時間拘束(¥2,500~/時間)+ 各種オプション

草刈り業者・便利屋

作業員1名1時間の作業代約3500円+出張費用約3500円
作業員2名1時間の作業代約7000円+出張費用約7000円
追加30分ごと1名あたりの作業代が約3000円ずつ加算される

シルバー人材センター

作業員1名(手作業)1時間の作業代 約1000〜2000円
作業員1名(機械刈り)1時間の作業代 約1300〜3000円

注意点

費用の目安をご紹介しましたが、高すぎても安すぎても注意が必要です。見積もりの範囲内でおさまるか、追加費用がかかる場合などあらかじめ確認をしておきましょう。

他にもチェックしておきたいポイントとしては以下の6点です。

  • 料金プランがしっかりとしているか
  • 運営会社の情報や電話番号が記載されているか
  • 無料の見積もりに対応しているか
  • 現地調査はおこなってくれるか
  • 口コミなどが確認できるか
  • 保険に加入しているか、保障はあるか

すべてが当てはまるとは限りませんが、何社か見積もりをしてより信頼できる業者を探していきましょう。

雑草を増やさないために

雑草はあっという間に成長し、自宅にも周りにも悪影響を及ぼします。伸びきってしまう前に、年に3回は草刈りをすることを意識しましょう。

手に負えないときは業者に依頼するのがおすすめです。
また、草刈りが済んだら雑草が生えてこないような対策をしておくと、次は費用を抑えて依頼をすることができます。

すぐに現状を確認して、できることから始めていきましょう。

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