【今すぐできる窓の断熱対策 – カーテン – 】断熱カーテンやカーテンライナーを選ぶ時のポイントとおすすめ商品を5つご紹介！

寒い季節になると、窓周辺の寒さが気になる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

これまでの記事で、暖房器具をつけていても部屋が暖まらない原因は窓にあり、「暖かい空気の約60%が窓から流出している」というお話をお伝えしてきました。

窓の断熱方法は以下のようなさまざまな方法があります。

今回の記事では、どんなご家庭でも簡単に実践していただきやすい窓の断熱効果を上げるためのアイテム『断熱カーテン』・『カーテンライナー』に焦点を当て、詳しく解説していきます。

それぞれの特徴や使い方についても解説していきます。またおすすめの商品もご紹介しますので、ご自宅に合ったアイテム選びの参考にしてみてください。

窓の断熱対策はなぜ必要？

窓の断熱とは、窓からの熱の出入りを調整し室内の温度を一定にキープすることです。窓は、建物の中でも一番熱の出入りが激しく外気の影響を受けやすい場所です。

冬に暖房やヒーターなどの暖房器具を使っていても、なかなか部屋が暖かくならないのは、暖まった空気が窓から逃げ出していることが原因です。

なので、窓の断熱対策をすることは快適な室温を維持するためにも重要になります。

また、窓の断熱対策を行うことで、以下のようなメリットも得ることができます。

このように、窓の断熱は住宅だけでなく私たちの健康管理にも役立ってくれます。

断熱カーテンとは？

断熱カーテンとは、生地に特殊な加工を施しており室内と室外両方の熱の出入りを防ぐカーテンのことです。主に冬に使われることが多いですが、夏の強い日差しも遮ってくれるので1年中使用できるのも大きなポイント。

また、簡単に設置できて1年を通して使え、年中快適な室温をキープしてくれるのでコスパがいいところも嬉しいアイテムです。

断熱カーテンのメリット

断熱カーテンを使用することにより、以下のようなメリットがあります。

断熱カーテンのデメリット

しかしながら、以下のようなデメリットもありますので、ご認識ください。

断熱カーテンの使い方・ポイント

使い方は通常のカーテンと同様に、「カーテンレールについているフックにひっかけて設置する」だけなのでとても簡単です。

そして、断熱カーテンの効果を最大限に発揮するためには、窓側と室内側にすき間ができないようにすることです。そのためには、家具や床にカーテンが触れないような丈のものを選ぶことがポイントです。

そのうえ、保湿性・遮熱効果の両方が高いものを選ぶこと、冬だけでなく夏も快適に暮らすことができます。

カーテンライナーとは？

本来「ライナー（liner）」とは、裏につけるものや裏地という意味を示します。

よってカーテンライナーとは、カーテンの裏やレールに取り付けることで窓からの熱や冷気の出入りを防ぐことを目的としたアイテムになります。

カーテンライナーの素材は主にビニールが使用されていることが多く、ホームセンターなどで手軽に入手することができます。また、ハサミで簡単にカットできるのでDIYでの断熱対策に向いています。

そしてビニールタイプ以外にも、遮光タイプ・抗菌・防かび加工タイプなど種類もさまざまなので、用途やライフスタイルに合わせて選択することができます。

カーテンライナーのメリット

カーテンライナーを使うことで、以下のようなメリットを得ることができます。

カーテンライナーのデメリット

一方で少なからずデメリットもあり、以下のような点もありますのでご認識ください。

カーテンライナーの使い方・ポイント

カーテンライナーの使い方は、「カーテンフックに取り付ける方法」と「カーテンと一緒に取り付ける」方法の2通りがあります。
使用方法は以下の通りです。

【カーテンフックに取り付ける】

カーテンフックに設置する場合は、「S字フック」が必要となります。

どちらの方法も、簡単なのですぐに実践していただくことができます。

カーテンライナーの効果を上げるためのポイントは、冷気を遮断するため10〜15㎝ほど長めにし、床に垂らして使うこと。

長めの丈にすることで、室内外の熱の移動を最小限に抑えることができます。また、断熱カーテンを併用することもポイントです。一緒に使うことで、カーテンライナーのみの使用よりも高い断熱効果を発揮することができます。

断熱カーテン＆カーテンライナーを選ぶ時のポイント

こちらでは、断熱カーテン・カーテンライナーを選ぶ際のポイントについて解説していきます。

後悔しないアイテム選びをするため、ぜひ参考にしてみてください。

断熱カーテンを選ぶ時のポイント①：素材で選ぶ

断熱カーテンの素材はさまざまなので目的に合わせて注意して選ぶことが大切です。素材には、ポリエステル・ビニール・アルミ・リネンなどが使われています。

それぞれの特徴をご紹介していきます。

ポリエステル	耐久性に優れ、ツヤがあり手触りが良く、カビや虫などの影響を受けにくい素材です。 しかし、静電気を帯びやすいため部屋のホコリを吸着してしまうので、こまめなお手入れが必要となります。
ビニール	劣化しにくく、保温性が高いので暖房器具の効率が高まる素材です。 その他、防災・防音機能にも優れているので、熱を遮り室内の騒音防止に役立ちます。
アルミ	断熱カーテンには「アルミ蒸着（じょうちゃく）フィルム」という素材が織り込まれているものも多く、断熱性と保温性に優れています。 アルミは災害時に使用されることもあり、断熱効果が高く室内外の熱の移動をしっかりと遮断してくれます。
リネン	熱を逃がす性質と熱をキープする性質を両方持ち合わせている素材。そのため、夏冬どちらも快適に使用できます。吸水性・速乾性に優れ湿気にも強いためカビや菌の繁殖が気になる方には非常におすすめの素材となります。

断熱カーテンを選ぶ時のポイント②：デザインや色で選ぶ

カーテンは部屋の雰囲気をがらりと変えることができるアイテムです。

色による心理的な印象で選んだり室内のインテリアに合わせてお好みのデザインを選ぶのもおすすめです。また、爽やかさや涼しさが欲しい方は寒色系を、ぬくもりや温かみを求めている方は暖色系を選ぶのがおすすめです。

断熱カーテンを選ぶ時のポイント③：サイズで選ぶ

最適な断熱カーテンを選ぶのには、サイズ選びが大切です。

より断熱効果をアップさせるには、窓よりも少々大きめのサイズを選ぶことがポイントです。カーテンの丈が短いと下部から冷気が侵入するため、室内全体の温度がさがって下がってしまいます。

既製品で適切なサイズがなかった場合は、サイズをオーダーできる断熱カーテンを選ぶのもおすすめです。

カーテンライナーを選ぶ時のポイント①：断熱性で選ぶ

カーテンライナー厚手のものほど断熱効果が高い傾向にあります。

また、色がついているものよりも、透明タイプのほうが光を取り込むことができるので、高い断熱効果が期待できます。

すでにカーテンライナーを使用していて、あまり効果を実感できていないのであれば、生地が薄すぎたり長さが足りなかったりするのかもしれません。

カーテンライナーを選ぶ時のポイント②：取り付け方法で選ぶ

先ほど使い方でもご紹介しましたが、カーテンライナーの取り付け方法はひとつではありません。自宅のカーテンのサイズや設置する場所、S字フックの有無などを確認して適した取り付け方法を選ぶことが大切です。

カーテンライナーを選ぶ時のポイント③：デザインで選ぶ

カーテンライナーの主な素材はビニールです。カーテンライナーは、断熱効果を発揮するために床より10～15㎝ほど長めに設置するのがおすすめなので、部屋の景観を気にする方もいるかもしれません。

カーテンライナーは花柄・ストライプ・北欧柄などさまざまなデザインで販売されています。部屋のデザイン性を重視する方は、おしゃれな模様のカーテンライナーを選んでみてはいかがでしょうか。

おすすめの断熱カーテン5選

ここからはおすすめの断熱カーテンを5選ご紹介していきますので、ご自宅にぴったりのものを選んでみてください。

断熱カーテン 参考商品①：AIFY　オーダーカーテン

断熱カーテン 参考商品②：Deconovo　１級遮光カーテン

断熱カーテン 参考商品③：カーテンくれない　高断熱遮光カーテン Shizuka

断熱カーテン 参考商品④：Hansleep カーテン

おすすめのカーテンライナー５選

続いて、おすすめのカーテンライナー5選をご紹介していきます。

カーテンライナー 参考商品①：明和グラビア　断熱カーテンライナー

カーテンライナー 参考商品②：ニトムズ　カーテンライナー

カーテンライナー 参考商品③：ワイズ　冷気を防ぐあったかカーテン

カーテンライナー 参考商品④：カインズ　断熱カーテンライナー

カーテンライナー 参考商品⑤：ベルメゾン　北欧調の断熱カーテンライナー

窓の断熱対策は専門店に相談がおすすめ

今回は、窓の断熱対策が簡単にできる断熱カーテンとカーテンライナーについて詳しく解説しましたが、窓の断熱をプロの業者に依頼するのもひとつの方法です。

窓ガラスの交換やリフォーム・雨戸の取り付けなどを自分ですることは困難ですが、専門店ならそれらを実施している店舗もあります。その他に、専門店をおすすめする理由として、以下のような点が挙げられます。

などが挙げられます。

まとめ

冬に窓の断熱対策をすることはとても大切です。窓の断熱性を高めることで、

などを防ぐといったメリットを得ることができます。

窓の断熱方法はいくつかありますが、今回ご紹介した「断熱カーテン」「カーテンライナー」はご自宅でも手軽に実行でき、費用もあまりかからず、オールシーズン使えるのでコスパも抜群です。

ご紹介しましたように種類は豊富なので選び方のポイントを参考に、ご自宅にぴったり合うものを見つけていただけると幸いです。

また、窓ガラス自体の交換やリフォームを検討している方は、一度窓周りの専門店に相談してみてください。現在、窓周りが寒く断熱対策を考えている方は、ぜひ断熱カーテンやカーテンライナーを取り入れてみてはいかがでしょうか。