【ロール式網戸】お手入れ方法と張り替えのタイミングをご紹介!

「ロール式網戸を使っているけど、そこまで使う機会もないし掃除は後回し」という方も多いのではないでしょうか。

そのまま収納していると、いざ使いたいときに網戸の状態が悪くなっていることも。

パーツの多いロール式網戸ですが、思っているよりお手入れは難しくありません。日々の掃除に取り入れて、長く使えるようにしましょう。

目次

ロール式網戸とは?

一般的な横にスライドする網戸とは違ってレールを設置する必要がなく、小窓やすべり窓、上げ下げ窓などにおすすめの網戸です。

ロールカーテンのように上下や左右に巻き取ることができます。

収納ボックス付きは網戸を隠すことができるので景観が損なわれず、窓を活かしたインテリアにもおすすめです。

ロール式網戸のメリットとデメリット

メリットデメリット
・レールが不要
・後付けがしやすい
・使わないときは収納ができる
・室内側に設置するので汚れにくい
・収納ボックスでインテリアの邪魔にならない
・カビが生えてしまう
・虫を巻き込む
・動かしにくい
・自分での取りつけが面倒
・値段が高い

また、上下タイプのロール式網戸だとチェーンを使って動かします。猫を飼っている場合は引っかかってケガをしないように、使わないときはまとめておくことをおすすめします。

ロール式網戸以外の網戸の簡単なご紹介

ロール式網戸の代わりにおすすめな網戸は3種類あります。どれもレールが不要で小窓などに後付けをすることができます。

スクロールできます
アコーディオン 網戸特徴蛇腹式網戸とも呼ばれ、アコーディオンのように折りたたむことができます。
設置場所 すべり窓、上げ下げ窓、玄関
固定式網戸特徴網戸自体の取り外しはできますが、開け閉めはできません。
フレームはないタイプもあり窓枠のデザインを活かせます。
設置場所すべり出し窓、上げ下げ窓の室外側
開き網戸特徴外開きや内開きができる網戸です。
開くためのスペースがあるか確認が必要になります。
設置場所すべり出し窓、上げ下げ窓の室内側

アコーディオン網戸

引用元:LIXIL様

開き網戸

引用元:LIXIL様

固定式網戸

引用元:LIXIL様

ロール式網戸のお手入れ方法

使わないときは収納できるので汚れにくいですが、掃除を忘れてそのまま数か月経ってしまうということがないように気を付けましょう。

汚れたままの収納は劣化やカビの原因になってしまいます。

汚れにくい分、サッとほこりを落とすだけでもきれいになるので、こまめな掃除をおすすめします。

必要な道具

ぞうきんやスポンジの代わりにマイクロファイバークロスを使えば、水だけで汚れ落ちがアップします。
軽く網戸のお手入れをしておきたい、というときは活用してみてください。

  • ぞうきん or スポンジ
  • ハタキ
  • 掃除機
  • 中性洗剤
  • 綿棒またはつまようじ ゴム手袋

お掃除の手順

収納ボックスのお掃除

引用元:YKK AP様

カバーを開け、掃除機や綿棒などで中のゴミを取り除きましょう。

カバー自体は水拭きや中性洗剤を使って拭き上げるだけできれいになります。

パーツがさびないように掃除の後はしばらくカバーを開けて乾燥させておきましょう。

網戸の掃除

引用元:SEIKI
  • ハタキを使って軽くほこりを落としておきます。
  • 濡らしたぞうきんやスポンジで室内側の網戸を拭き上げます。
  • 汚れがひどい場合は中性洗剤を含ませて汚れを落としてから水拭きをするのがおすすめです。
  • 室外側は巻き軸部分を拭くことで掃除ができます。
  • 巻き軸にぞうきんやスポンジをあてて、巻き取りながら拭いていきましょう。
  • 網戸をしっかりと乾燥させたら終了です。

お掃除の注意点

せっかくきれいに掃除しても、方法を間違ってしまうと劣化を早めてしまう危険性があります。
4つのポイントをおさえてお手入れをおこなってください。

Point① 洗剤の選び方

網戸や収納ボックスの掃除には中性洗剤を使いましょう。
界面活性剤という水と油を混ぜ合わせる効果があり、油分や排気ガスなどの酸性の汚れを浮かしてくれます。

網戸周りにはアルミが使われていることが多く、アルカリ性の洗剤では腐食や変色してしまうので使わないようにしましょう。
ただし、中性洗剤を使った場合でもその後の水拭きは必要です。

Point② 使用する掃除道具

網目に汚れが詰まるのでたわしや毛先の硬いブラシを使いたくなりますが、ほつれや劣化を進める恐れがあります。

中性洗剤を使えば汚れが浮いて、ぞうきんやスポンジでも充分にきれいになります。力を入れず優しく拭き上げてください。

Point③ 水洗いをしない

パネルタイプの網戸は取り外して丸洗いをしている方も多いですが、ロール式網戸の場合は収納ボックス内のスプリングが水にぬれるとさびてしまう可能性があります。

動きが悪くなってしまうと本体自体の交換をしなければならないので注意しましょう。

Point④ 掃除後の乾燥をおこなう

濡れたまま網戸を収納してしまうと、カビの原因になってしまいます。

ロール式網戸は商品によっては網戸の張替えができません。長く使うためにもしっかりと乾燥させましょう。

ロール式網戸の張替えの時期

ロール式網戸の寿命は、設置されている場所や環境により大きく異なりますが、他の網戸と同様に10年程度と言われています。

しかし、網戸の破れやたわみがあったり動かしたときに引っかかりを感じるような場合は早めに交換をしましょう。

張替えを放置するとどうなる?

ロール式網戸は収納ができる分、カビが発生しやすくなります。換気をしてもカビの胞子が部屋に入ってきては健康を害してしまいます。

劣化も進んでしまい、うまく巻き取れなくなることも。

途中で止まってしまった場合は、一度元の状態に戻してからゆっくり動かしてください。

また、網戸がたわんでしまうと隙間から虫が入ってきやすくなります。

網戸としての役割が果たせなくなってしまうので、早めに交換を検討しましょう。

張替えは自分でできる?

左右にスライドする横引ロール式網戸はメーカーによって網戸の張替えができます。各メーカーのホームページをご確認ください。

張り替えする網戸もメーカーの専用のものが安心です。

上げ下げロール式網戸は基本的に本体自体を交換する必要があります。網戸だけの張り替えは構造上難しいです。本体を買い換えて自分で取りつけることは可能ですが、まっすぐ設置するのは簡単ではありません。

隙間ができて虫が入ってきては大変ですので、専門店に依頼することをおすすめします。

専門店へ張り替えを頼むには?

ロール式網戸が劣化した場合、専門知識のある業者に依頼するのがおすすめですが、選び方を間違ってしまうと余計な出費となってしまうこともあります。

ホームページなどをチェックして、任せられるところかしっかりと確認をしましょう。

メリットとデメリット

自分で交換するよりも費用がかかってしまいますが、専門店に依頼をすることで失敗がなく取り付けてもらえます。窓に合った網戸や使いやすいメーカーも教えてもらえるので、今後のメンテナンスも踏まえて選びやすいです。交換後の保障もしてもらえるとすぐに不具合が出ても安心です。

口コミなどを参考にして高額な費用を請求されないように注意しましょう。見積もりがとても重要になります。

張替え依頼を業者に頼むときの選び方のポイント

Point① 実店舗の有無

個人で張り替えをおこなっているところも多いですが、会社やお店だとホームページや口コミの確認をすることができます。
実績も見られるとより安心です。

自社施工をしているところは費用も抑えられますし、アフターフォローもすぐに対応してくれます。

Point② 見積もりは適正価格か

専門店によって値段は変わってしまうものですが、平均的な金額は決まっています。

個人でやっていたり地域によっては多少高くつくことがありますが、一般的な網戸でも取りつけ費用だけ(※網戸のネット費用やゴム代は別)で、1枚あたり2,000円~3,500円と幅があるので、それ以上の金額のときは相応の理由がないか考えてみましょう。

また、取りつけ費用が安くても出張料金や駐車場代として上乗せされることも。何社か見積もりをとって比較することが大切です。

Point③ 発注枚数の確認

業者によっては1枚だけの張り替えをおこなっていないところもあります。

ロール式網戸だと1か所だけの交換になるので、見積もりの際などに確認をしておきましょう。
その際、丁寧に対応してくれるところは次回の候補として参考にすることができます。

お手入れ次第で劣化は防げる

使う機会が少なくても網戸は劣化してしまいます。収納ボックスや巻き取りの部分のお手入れは面倒に感じますが、ロール式網戸は汚れにくいので意外と簡単に済ませることができます。収納したまま放置せず、こまめな掃除で花粉やほこりを落として網戸の劣化を防いでいきましょう。

破れやほつれ、動かしにくさを感じたら早めに専門店への依頼をおすすめします。自分で交換できるロール式網戸もありますが、きれいに取り付けるのはとても難しいです。

すぐに対応してもらえるように、いくつか候補先を見つけておくと安心です。少し時間はかかりますが、値段だけではなくホームページや口コミを見て、納得のいく専門店を探しておくといいですね。

かかりつけの病院と同じように、網戸にも頼れる専門店を見つけておきましょう。

『家美装(いえびそう)』の記事がよかったら是非シェアお願いします!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次