【プリーツ式(アコーディオンタイプ)網戸】お掃除方法を解説!他の網戸の種類もわかりやすくご紹介

暑い季節になり、網戸を本格的に活用している方もいらっしゃるかと思います。網戸は、家などの建物の換気をしたり通気性をよくしながら、虫が入ってこないようにするために窓に網が張ってある建具のことです。

あまり知られていないかもしれませんが、網戸には場所によってさまざまな種類があることをご存じでしょうか?

今回は、数ある網戸の種類の中から「プリーツタイプ(アコーディオンタイプ)網戸」をピックアップしてご紹介していきます。特徴や他の網戸との違い、掃除の仕方・劣化理由なども詳しく解説していきます。

現在ご自宅にプリーツタイプ網戸がある方や、プリーツタイプ網戸について詳しく知りたい方はぜひ参考にしていただけると幸いです。

目次

プリーツタイプ網戸(アコーディオンタイプ)とは?

引用元:三協アルミ様

プリーツタイプ(プリーツ式)網戸は、「アコーディオンタイプ網戸」とも呼ばれています。その呼び名の通り、プリーツ状の網を折りたたんで開閉することができるので使いたいときにすぐ出せ、必要ないときはさっとしまうことができる収納式の網戸。通常の網戸と違い、窓に対して部屋の内側に設置します。

プリーツタイプ網戸は外観が美しいのでお部屋のアクセントにもなり、メーカーによりますが取り付け枠があればどんな場所でも設置できるものもあります。ですが、構造が複雑なため、基本的には業者に依頼し設置をしてもらうのがおすすめです。

また、プリーツタイプ網戸はバリエーションが豊富です。例えば玄関用・窓用。風が強い場所などの設置する場所の条件に合わせて適したものを選択することができます。

一方で、プリーツタイプ網戸を注文するとバラバラになった状態で届くので自分で組み立てなければならず、網の交換が不可なものが多いため万が一破れてしまったら本体ごと交換することになります。

さらには、プリーツ状の網を開けたり閉めたりを繰り返して使用するので、一般的な網戸に比べると耐久性が悪く劣化しやすいうえ、構造上虫が入りやすいというデメリットもあります。

スクロールできます
特徴     プリーツ状の網を折りたたんで開閉することができる収納式網戸
メリット・使いたいときにすぐ出せ、必要ないときはサッと収納できる
・見た目がキレイで部屋のアクセントになる
・バリエーションが豊富なので場所にあったものを選べる
・窓枠があればどんなところでも設置可能(メーカーによる)
デメリット・組み立てを自分でやる必要がある
・窓用は網の交換ができない
・開閉を繰り返すので通常の網戸より劣化しやすい
・構造上虫が侵入しやすい

プリーツタイプ網戸以外にはどんな網戸があるのか?

網戸はプリーツタイプ以外にもさまざまな種類があるので、こちらにてご紹介をしていきます。

ルーバー式玄関網戸

横引タイプのロール網戸は、網戸を横に引くだけで簡単に開閉できる網戸です。

網戸を使用するときはサッと横に引いて広げ、使わないときは片側に収納ができるのでとても便利です。また、内側に開く窓枠さえあれば、付けたいところに後から取り付けることができるのも魅力のひとつです。

ですが、作成可能なサイズが幅850㎜、高さ1200㎜までとなるためリビングやテラスなどの大きい窓には設置不可です。

そして、網の交換ができないため、万が一破れてしまった場合は本体ごと取り換えをしなければなりません。

ロール式網戸(縦引き)

縦引きタイプのロール式網戸は「ロールアップ網戸」と呼ばれることもあり、ひもを下に引くだけで簡単に操作できる網戸です。

網戸を使わないときは上にある収納ケースにしまっておけるので、視界が開けて見えます。

縦引きロール式網戸も横引きロール網戸と同じように、破れてしまったときは本体ごと交換しなければなりません。そのため、専門店に依頼することがおすすめです。

また、自分で後付けはなんとかできるかもしれませんが、手順が複雑なためDIYでの取り付けはおすすめしません。

ロール式網戸(横引き)

横引タイプのロール網戸は、網戸を横に引くだけで簡単に開閉できる網戸です。

網戸を使用するときはサッと横に引いて広げ、使わないときは片側に収納ができるのでとても便利です。

また内側に開く窓枠さえあれば、付けたいところに後から取り付けることができるのも魅力のひとつです。

ですが、作成可能なサイズが幅850㎜、高さ1200㎜までとなるためリビングやテラスなどの大きい窓には設置不可です。

そして、網の交換ができないため、万が一破れてしまった場合は本体ごと取り換えをしなければなりません。

ロール式網戸(縦引き)

縦引きタイプのロール式網戸は「ロールアップ網戸」と呼ばれることもあり、ひもを下に引くだけで簡単に操作できる網戸です。

網戸を使わないときは上にある収納ケースにしまっておけるので、視界が開けて見えます。

縦引きロール式網戸も横引きロール網戸と同じように、破れてしまったときは本体ごと交換しなければなりません。

そのため、専門店に依頼することがおすすめです。また、自分であとづけはできなくはないようですが、手順が複雑なためDIYでの取り付けはおすすめしません。

スライド式網戸

スライド式網戸とは、引き違い窓に用いられる最も一般的な網戸です。

左右にスライドして開け閉めができ、通常は窓に対して部屋の外につけられています。

室外にあるため、常に外気や紫外線の影響を受けるので劣化しやすいのがデメリットですが、使用できる網の種類も予算やライフスタイルに合わせて、さまざまな種類から選ぶことができます。

各網戸の比較表

スクロールできます
網戸の種類特徴網の素材        後付け設置場所費用感
プリーツタイプ網戸      プリーツ状の網を折りたたんで開閉する・ポリプロピレン
・ポリエステル

(メーカーによる)
・玄関
・テラス
・ベランダ など
ルーバー式玄関用網戸と玄関の機能を合わせたアイテムアルミ玄関
固定式 (はめ込み式)一定の場所に固定された網戸・ポリプロピレン
・グラスファイバー
・ポリエステル
・ステンレス
・サランネット など
×・トイレ
・キッチン
・お風呂 など
ロール式 (横引き)横に引くだけで網戸の開閉ができる・ポリプロピレン
・グラスファイバー
・ポリエステル
・ステンレス
・サランネット など
・トイレ
・お風呂
・キッチン
・洗面所 など
ロール式 (縦引き)縦に引くだけで網戸の開閉ができる・ポリプロピレン
・グラスファイバー
・ポリエステル
・ステンレス
・サランネット など
・トイレ
・キッチン
・お風呂
・洗面所 など
スライド式網戸最も一般的に使われている網戸・ポリプロピレン
・グラスファイバー
・ポリエステル
・ステンレス
・サランネット など
・リビング
・キッチン
・ベランダ
・バルコニー
・寝室
・子供部屋 など  

プリーツタイプ網戸の掃除方法

プリーツタイプ網戸の掃除方法をご紹介します。

【通常のお手入れ】

プリーツタイプ網戸の日頃のお手入れはこまめに行ってください。

網戸レールにゴミやホコリが溜まると、スムーズに開閉しなくなったり不具合が起きる原因となります。掃除する際は、力を入れすぎず優しくこすることを意識して行うことがポイント。

手順は以下の通りです。

  1. はたきや掃除機でホコリを取り除く。(掃除機の場合、ノズルをブラシに替えるのがおすすめです)
  2. 濡らした雑巾を良く絞り、網戸両側から挟む。
  3. プリーツの折り目に沿って優しく上下に拭く。
  4. 塊になって取り切れなかったホコリはタオルなどで払う。

※プリーツ式網戸は、メーカーによって取り外しが可能なものもありますので、事前に確認しておくとお手入れをスムーズにすることができます。

【汚れがひどい場合のお手入れ】

なかなか落ちない汚れがついてしまったときは、お掃除グッズを使ってみるのもひとつの方法です。

その際、キッチン用の「食器用洗剤」と、市販の「マイクロファイバークロス」という繊維が細かい雑巾があまり水を使用しなくても汚れを落とせるのでおすすめです。

お手入れの手順は以下の通りです。

  1. マイクロファイバークロスを水で軽く濡らしたら、少量の食器用洗剤をなじませる。
  2. プリーツの折り目に沿って優しく拭く。
  3. クロスをすすぎ、良く絞ったら仕上げ拭きをして洗剤を落とす。

プリーツタイプの網戸の劣化について

こちらでは、プリーツタイプ網戸の劣化について詳しく解説していきます。

劣化が起こりやすい場所は?

プリーツタイプの網戸は使用状況などにもよりますが、ほかの網戸に比べるとあまり耐久性が良くありません。

特に「網」が一番劣化しやすく、その理由は網がプリーツ状のため開閉を繰り返すうちに、折り目に過度の負担がかかってしまうからです。

また、プリーツタイプ網戸の横には「紐(ワイヤー)」が通っており、これによって支えられています。

しかし、この紐が切れてしまうと網戸全体の交換をしなければならなくなります。紐の修理はかなり複雑な作業なので、DIYでの修理はおすすめできません。

張替えや交換のサイクル

プリーツタイプの網戸の張り替えや交換は、通常5〜10年くらいが目安とされています。

ですが、ペットを飼っている方はペットが爪で網を引っかいて破ってしまうなどのリスクもあります。そうすると、通常の取り替え年数よりも早く交換をしなければなりません。

DIYでの張り替えや交換は可能?

プリーツタイプ網戸は、メーカーによってDIYでの張り替えや交換が可能なものもあります。

しかしながら、プリーツを支える紐が切れてしまったり、窓枠の種類によってDIYでの張り替えや交換が不可なものもあります。
なので自分で判断せず、まずは一度網戸専門店に相談していただくのが確実です。

劣化を放置しておくことのデメリット

プリーツタイプ網戸は網が重なっているため、劣化を放置しておくとその部分に湿気が溜まりカビが発生する原因となります。

また、ゴミやホコリが溜まってくると開閉がスムーズにいかなくなってしまうこともあります。

開閉が重くなると、レールや枠などの破損にもつながりますので、普段からこまめなお手入れをすることを心がけてください。

網戸のことなら網戸専門店に相談を

網戸は種類によってDIYでできるものもあります。ですが、専門店に依頼をすれば時間や手間がかからず、失敗のリスクもありません。よって、網戸の張り替えは網戸専門店にお任せするのがベストです。

張り替えは専門店に依頼するのが確実ですが、張り替え業者といってもさまざまで、費用が安すぎても高すぎてもいいという訳ではありません。また、少なからず悪徳業者が存在するのも事実です。

ですので、悪徳業者に騙されず自分でいい業者を見極めるポイントをご紹介します。

  • エゴサーチをする
    店舗名を検索し、評価や口コミなどがいいか確認する。
  • 実店舗があり近くにあるか
    ちゃんとしたお店を構えており、遠くても30分以内に駆けつけてくれるかどうかを調べる。
  • Googleで口コミを確認
    Googleマップの口コミは、ユーザー重視なので低評価があっても消せないため信憑性が高い。
  • 張り替え後の保証制度があるか
    定期点検や30日以内であれば無料で対応してくれるか、などを確認する。
  • 本当に張り替え専門店なのか
    張り替えはやり方を学べばできてしまうので、本業のかたわらサブ業者として行っていないかを確認する。
  • 無料見積もりがあるか
    網戸の張り替えには劣化具合や建具のサイズにより金額が異なるので、訪問見積もりが必要。
  • 張り替え実績が開示されているか
    張り替えのビフォーアフターが掲載されているとイメージがしやすいため、依頼者は安心できる。
  • 訪問見積の際のキャンセル代は請求されないか
    断ると出張代として数千円ほど請求してくるところもあるようなので、事前に確認しておく。
  • スタッフの対応は良いか
    電話対応や訪問見積の際にスタッフの雰囲気や対応、柔軟性があるかなどを確認する。
  • 自社施工をしている店舗か
    自社施工をしているお店は価格も抑えられ、技術もしっかりしている。

上記のように、しっかりとした張り替え専門店は網戸の張り替えが初めてのお客様でも、質問にも的確に答えてくれるため、安心して依頼ができます。

まとめ

今回は、プリーツタイプ(アコーディオンタイプ)網戸について特徴や機能性・ほかの網戸との比較・掃除方法などをご紹介しました。

プリーツタイプ網戸は網がプリーツ状になっており、それを折りたたんで開閉する網戸です。見た目がキレイで部屋もオシャレに見え、使わないときはサッと収納できる優れモノの網戸です。

ですが何度も開け閉めすることにより、ほかの網戸と比較すると耐久性が劣るというデメリットもあります。

プリーツ状なので、ゴミやホコリが溜まりやすく、放置するとカビが発生することもあります。なので少しでも長く使うためには、日々のこまめなお手入れが必要になります。

そして、構造が複雑なため張替えや交換は網戸専門店に依頼をするのが確実です。その際、ちゃんとした業者かをしっかりと見極めお店選びをしてください。

プリーツタイプ網戸の疑問をスッキリ解決し、心地よい夏をお過ごしください。

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