夏になり庭の草木も伸びてきたので、そろそろお手入れを考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか?伸びた庭木を放置しておくとさまざまなデメリットが発生するので、適切なお手入れをすることをおすすめします。
庭木のお手入れには「剪定(せんてい)」や「伐採(ばっさい)」といった方法がありますが、それぞれの違いがよく分からない、ベストな時期などが分からないという方もいらっしゃるかと思います。
そこで今回は庭木のお手入れについて、剪定と伐採の違い・適したシーズン・木々の種類別お手入れ方法について詳しく解説していきます。また、剪定・伐採は自分でできるのか専門店がいいのかなどについても解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
剪定(せんてい)と伐採(ばっさい)の違いについて
剪定と伐採は似ているようでそれぞれ目的が違ってきますので、こちらで詳しく解説していきます。
剪定とは?
剪定とは木などの植物の形成をし、日当たりや風当たりを良くしながら健やかに育成していくために”葉・枝・幹などを切りそろえること“を目的とします。なので、木そのものは切りません。
自然の樹木は放置しておいてもキレイに生えそろいますが、庭の木々は放っておくと形が悪くなるだけでなく、うまく成長しなかったり害虫などのトラブルに見舞われることもあります。
伐採とは?
伐採とは、”不要な木を根元から切り落とすこと“を指します。
伐採の目的は土地のメンテナンス・建物や農地への活用・自然環境の保護などになります。規模もさまざまで、家の木々の管理から、林業において一山を丸ごと伐採することもあります。
剪定と伐採の主な違い
剪定と伐採の主な違いは「木を根元から切るか切らないか」です。
また、剪定と伐採は以下ようなことが違いにおける判断基準になります。
『剪定』
- 木は切らず葉や枝を切そろえる
- 木の成長を促す
- 庭木の見た目を美しくする
『伐採』
- 不要な木を根元から切り除去する
- 木の成長を止める
- 土地を整備する
このようなことが違いにおける判断基準になります。
庭の枝木や草木を放置しておくことのデメリット
こちらでは、伸びきった庭木をお手入れせず放置しておくと、さまざまなデメリットが発生します。
剪定・伐採をせず庭木を放置すると起こりうるデメリットは以下の通りです。
- 近隣トラブルなどになる可能性がある
- 景観が悪くなる
- 倒木などで二次被害が起きやすくなる
- 害虫が発生しやすくなる
- 木の健康状態が悪くなる
- 火災が起こる可能性がある
- 衛生面で問題が発生する
- 家に太陽光が入りづらくなる
- 家を傷めてしまう可能性がある
それぞれを詳しく解説していきます。
近隣トラブルなどになる可能性がある
庭木のお手入れを放置していると、伸び続けた葉や枝が近隣の敷地内まで入り込みご近所トラブルを起こしかねません。
お隣の家の日当たりが悪くなってしまったり、伸びすぎた枝が家の壁を傷つけ苦情が出てしまうことも。
また、敷地内に葉っぱが落ちてしまう可能性や道路側に伸びてしまうと通行人の妨げとなることもあります。隣の敷地内に伸びた庭木は「民法第233条」により切断を求めることができ、道路側に伸びてしまったものは「道路交通違反第43条2号」に当てはまります。
近隣トラブルに発展せず、お隣の家と良好な関係を保てるよう庭木のお手入れはしておくようにしてください。
景観が悪くなる
お手入れを怠り伸びた葉や枝を放っておくと、外から庭を見たときの風情が台無しになり、荒れた印象を与えてしまいます。
余分な葉や枝を切るだけでも野暮ったいイメージがスッキリし、景観を保てます。
最低限のお手入れをし、見た目を意識することが大切です。
倒木などで二次被害が起きやすくなる
庭木のお手入れを放置しておくと、枝や幹が自然に枯れてしまう恐れがあります。
枯れて弱ってしまった枝や幹は、地震や台風などの自然災害により倒れてしまうこともあり、とても危険です。
また、折れた枝が台風などの風で飛ばされ、人に当たると大きなケガをしてしまったり、人がいるところに大きな木が倒れてしまうと、下手をすると命を落としてしまうケースもあります。このような二次被害を生み出さないためにも、適切な剪定をすることが必要です。
害虫が発生しやすくなる
庭木のお手入れをしないで放置しておくと、日光が当たりにくくなったり風通しが悪くなったりしてしまうので害虫や菌が発生しやすい環境になってしまいます。
害虫や菌が繁殖すると、木々が病気になりやすくなるだけでなく虫刺されなどの二次被害を生んでしまう恐れもあります。害虫や菌を防ぐためには剪定や伐採のほかに消毒も効果的。
また、剪定や伐採をした後の切り落とした木々をそのまま処理しないで放置しておくと、腐敗して柔らかくなります。特に白アリなどは腐って柔らかくなった木を好み、あっという間に家の中まで侵入してくることもあります。
そのような被害を生み出さないためにも、切り落とした木々は速やかに処分することが大切です。
木の健康状態が悪くなる
木は根から栄養分を吸い上げ、幹から全ての枝に栄養分が均等に行き渡るようなメカニズムになっています。そのため、枝が多すぎるとひとつひとつの枝に栄養が均等に行き渡らず健康状態が悪化してしまい、理想通りの形に育つことができなくなります。
また、木々は光合成を行うことで成長していくものです。日光を均一に当てるためにも剪定で枝の数をある程度減らし、光合成を促してあげることがポイントになります。
火災が起こる可能性がある
庭木が上に伸びすぎてしまうと、電線に触れてしまうと漏電や火災が起きてしまうリスクもあります。また、タバコのポイ捨てなどはあっという間に引火してしまい、自宅だけでなく近隣の住宅にも被害を及ぼす可能性も。
なお、電線の近くまで伸びてしまった木々は、自分で剪定するのは感電の危険性があるので必ず業者に依頼するようにしてください。
衛生面で問題が発生する
庭木から落ちた葉を長期間そのままにしておくと、落ち葉の山になります。落ち葉の山は虫が好み、住処や餌になるので大量に発生してしまうこともあります。さらにその虫を求めて鳥が集まると、あらゆる場所がフンで汚れてしまうという被害が起こることもあります。
鳥のフンが住宅に付くと落ちづらいだけでなくとても不衛生なので、良い衛生状態をキープするためにも落ち葉はできるだけ早く処理することを心がけてください。
家に太陽光が入りづらくなる
庭木が伸び放題になると、家に太陽の光が入りづらくなります。太陽の日光が当たらなくなると部屋には湿気が溜まりやすくなり、湿度の高い状態が続きます。それにより木材の設備の劣化を進行させてしまい、カビなどが発生しやすくなるため健康状態にも影響を及ぼします。
そして、自宅だけでなく隣の家にも太陽光が入るのを妨げてしまうため、近隣トラブルに発展しかねません。
家を傷めてしまう可能性がある
剪定を行わないと葉が増え放題になり落ちやすくなります。落ちた葉が雨どいや側溝に溜まると排管が詰まり、排水がうまくいかなくなります。よって水漏れが起き、雨漏りの原因になってしまうケースもあります。
雨漏りは住宅に大きな損傷を与えてしまうため、大がかりな修繕工事を必要とします。また、落ち葉が原因で白アリなどの害虫が発生すると、家を腐食させてしまうため注意が必要です。
剪定・伐採に適したシーズンはいつ?
庭木の剪定・伐採はいつ行ってもいいというわけではありません。木々の種類にもよりますが、剪定は基本的に夏と冬の2回に分けて実施するのがベストだと言われています。
こちらでは剪定・伐採をする適切なシーズンについて解説していきます。
夏季剪定(かきせんてい)
木の育成中に行う剪定を「夏季剪定」と言います。夏季剪定は伸びすぎてしまった葉や枝を『軽剪定(けいせんてい)』にて行うのが目的で、木々全体の形を整えていきます。暑い夏に向けて剪定をすることで、風通しが良くなるので害虫や菌が繁殖するのを防ぎます。
また、夏季剪定により枝を短くしておくことで、台風により枝が折れてしまうのを防止する目的もあります。
軽剪定とは?
木の姿や形を整える程度に、伸びすぎた枝や余分な葉を軽めに切り落とす簡単なメンテナンスのこと。
軽剪定をすることで風通しや日当たりが良くなるので木の健康状態が良くなります。夏は暑く木々の免疫力も低下しやすく弱っているため、軽めの剪定にすることがポイントです。
冬期剪定(とうきせんてい)
「冬期剪定」は、木々が芽を出す前の休眠中に行います。
木々が活動を始める春に向けて、不要な葉や枝を大幅に切り落とす『基本剪定(きほんせんてい)』を実施していきます。
冬期という名前ですが、木々の種類により5月ごろに発芽するものは3~4月ごろに剪定をする場合もあります。
基本剪定とは?
基本剪定は、庭木の芽が出る前に剪定をすること。
大胆に葉や枝を切り落とし、庭木の骨格を美しく整えていきます。そのため、庭木の新芽が発芽する前の冬から春にかけて実施します。
上記のことを踏まえ、夏季剪定と冬期剪定では目的が違うので、1年の間でそれぞれを行ったほうがベストと言えるのではないでしょうか。
伐採時期
木を根元からカットしていく伐採に最も適した時期は冬と言われています。
伐採の目的は切った樹木を資源として活用することでもあるので、冬は樹木の活動が止まり樹液が減るので乾燥するため密度が高く締まりの良い素材になるからです。
単に木々の除去を目的とする伐採の場合も、冬は樹木が乾きやすく水分が蒸発しているので軽く扱いやすくなります。そして、「落葉樹(らくようじゅ)」においては、冬になると葉が落ち、幹がむき出しなるので伐採がしやすくなるという利点があります。
さらに、年中葉が落ちない「針葉樹(しんようじゅ)」の伐採においても、冬(12月〜2月ごろ)がベストな時期のようです。
木々の種類別の「剪定」・「伐採」時期について
庭木にはいくつか種類があり、剪定時期もその木により若干違ってきます。こちらではベストな剪定・伐採シーズンを木々の種類別に解説していきます。
常緑針葉樹(じょうりょくしんようじゅ)
常緑針葉樹は”寒さに強い種類の木“です。1年を通して葉が落ちることなく、常に緑色をキープしています。
葉が針のように細長く先端が尖っているのが特徴で、おすすめの剪定時期は3月~4月。
該当する木は、以下などです。
- マツ
- スギ
- モミ
- ゴールドクレスト
- コニファー類
寒さに強いので冬に剪定してもOKですが、本格的に新芽が出てくる春先のほうがバランスの良い枝葉に成長させることができます。ですが、形状を整えるだけなら夏や秋に軽剪定をしてもかまいません。
常緑広葉樹(じょうりょくこうようじゅ)
常緑広葉樹は”寒さに弱い木の種類“で常に緑色をキープし、幅広で平たい葉をしているのが特徴です。そのため、冬に剪定をすると弱ってしまう可能性があります。3月下旬〜4月の新芽が出る直前か、ある程度新葉がでで落ち着いた時期の5月下旬~6月ごろがベストな剪定時期になります。
該当する木の種類は、
- ツバキ
- サザンカ
- キンモクセイ
- サツキ
- オリーブ
- アオキ
など。
また、形を整えるだけの軽剪定であれば8月~10月に行っても問題ありません。
落葉広葉樹(らくようこうようじゅ)
落葉広葉樹は秋に葉が落ちるため、”冬は葉のない樹木“のことを指します。落葉後は木の成長がストップし枝の状態が分かりやすいので、一般的に12月〜2月ごろの冬の間に基本剪定を行います。
該当する木の種類は、
- モミジ
- アオハダ
- カシ
- ハナミズキ
- アオダモ
- ヤマボウシ
など。
ただし、3月・6月・9月・10月は軽剪定をしても問題ありませんが、成長が活発な4月・5月・7月・8月は剪定をすると樹液が出て木が損傷してしまうので、剪定自体をおすすすめしません。
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | |
常緑針葉樹 | 〇 | 〇 | △ | △ | ||||||||
常緑広葉樹 | 下旬 | 〇〇 | 〇 | △ | △ | △ | ||||||
落葉広葉樹 | 〇 | 〇 | △ | △ | △ | △ | 〇 |
種類別:伐採のタイミング
伐採にも木々の種類別にベストな時期がありますのでご紹介します。
ヒノキ
ヒノキの伐採は、3月から4月、7月から12月にかけてがおすすめです。
特に木材の質にこだわりたいという場合には、10月から11月に行うのがよいでしょう。ヒノキは、2週間程度葉枯らしを行うことで、重量を軽くし作業をスムーズにすることができます。
スギ
スギの伐採は、7月から8月、11月から12月にかけて行うのがおすすめです。
より品質の良い木材を得たいという場合には、6ヶ月ほど葉枯らしを行ってください。
タケ
タケの伐採は、竹の成長が止まる秋から冬にかけてがおすすめです。
具体的には、11月から3月頃が目安となります。一方で、4月から9月頃は竹が成長を行っているため、伐採には適していません。
引用元:ライチョウグリーンサービス様
竹を伐採する時には、ノコギリ、チェーンソー、斧などの道具を使って伐採方向をあらかじめ決めた上で、安全に伐採を行うようにしてください。
種類別:伐採のタイミング比較表
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | |
ヒノキ | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | ◎ | ◎ | 〇 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
スギ | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | ||||||||
タケ | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
剪定・伐採は自分でできる?
庭木の剪定や伐採を自分ですることは不可能ではないですが、さまざまなトラブルが起こる可能性もあります。
剪定・伐採を自分で行うことのメリットは、
- 費用が安く抑えられる
- 庭木の様子がいつでもわかる
- 庭木についての知識がつく
- 趣味として気分転換ができる
などになります。
また、剪定・伐採を自分で行うデメリットは、
- 切らなくても良い枝や幹を切ってしまう
- 切り口が大きくなってしまう
- 高所の剪定はケガの恐れがある
- 理想の形にならない
- 花の芽を摘んでしまう
- 広い庭だと体力がいる
- 夏場は熱中症になりやすい
- 剪定に時間がかかり、作業してはいけない時期とかぶる
- 剪定・伐採用の道具を揃えなければならない
などになります。
特に日本の庭園などで良く見ることがある「アカマツ」「ゴヨウマツ」「クロマツ」などマツの仲間は、古い葉の「もみあげ」や「ミドリ摘み」という技術と知識を兼ね備えたお手入れが必要です。
マツは葉が1年~5年ほど枝に残ると言われており、美しい形状をキープするためにも専門知識と技術を持ったプロに依頼し剪定を行うようにしてください。そして、ご年配の方が高所の剪定をしたり、夏場に剪定を自分でするのは大変危険ですので業者にお任せすることをおすすめします。
剪定・伐採は専門店へ依頼を
庭木の剪定・伐採は自分でもできることがわかりましたが、トータル面を考えると専門店に依頼をしたほうが確実です。
専門店へ依頼するメリットとは?
- 木に合った適切な剪定・伐採をしてもらえる
- プロならではのクオリティー高い仕上がりにしてもらえる
- 自分では手が届きにくい庭木の剪定をしてもらえる
- 時間や手間が省ける
- 剪定・伐採に必要な専門用具を用意しなくていい
- 木についての専門知識がある
- 失敗やケガのリスクがない
などがあります。
依頼する際の注意点と見積価格の決まり方(参考情報)
一般的に、庭木の剪定は「単価制」か「日当制」に分かれます。
単価制の場合、樹木1本あたり「6,000円〜30,000円程度」が相場とされていますが、大きな庭木や特殊な庭木はさらに高い値段になることがあります。
また、職人が日当制の場合1人1日につき「15,000円〜30,000円程度」が一般的な相場のようです。
ほかには地域にもより、田舎であれば比較的安く、都会であれば高くなる傾向にあります。そして剪定の種類にもより見積の値段は変わってきますので業者を選ぶ際は注意が必要です。
次に剪定や伐採の業者を選ぶ際のポイントを解説していきます。
資格や経験があるか
剪定や伐採は専門的な知識や技術を要するため、ちゃんとした資格があるか・適したトレーニングを受けているかを確認する。
ホームページやGoogleなどで口コミを確認する
業者名で検索し、お店の口コミを調べ店舗の評判を確認する。
植物学・園芸についての専門的な資格があるか
剪定や伐採は技術に関する資格や証明書が必要な地域もあるので、それらを持っている業者なのかを確認する。
安全な作業に係わる資格があるか
庭木のお手入れは高所で行うこともあるので、安全に作業をするための資格があるかやトレーニングを行っているかを確認する。
過去の仕事実績
過去に行った剪定や伐採の仕上がり後の写真を確認することで、お手入れ後のイメージができるので依頼者は安心できる。
見積り時や電話のときの対応はいいか
1社だけでなく2〜3社ほどに見積りを依頼し、柔軟な対応をしてくれるかや第一印象は良いかなどを把握する。
アフターサービスは充実しているか
お手入れ後に庭木が急に病気になったり、害虫が発生したりした場合柔軟に対応してくれるかを確認する。
少なからず園芸の業者の中にも、悪徳業者は一定数存在するようです。業者に依頼をする前に上記のことをチェックし、悪徳業者に騙されないように気をつけてください。
まとめ
今回は庭木のお手入れをするにあたり、剪定と伐採の違いや木々別の剪定・伐採時期・自分で行うことのメリット・デメリットについて詳しく解説しました。
剪定は庭木の見た目を美しくするため整えたり木々の成長を促したりするための作業、伐採は不要な木を根元から切り落とし木々の成長をストップさせる作業で、全く別のことであることがわかりました。
剪定に適したシーズンは1年のうち2回で「夏季剪定」と「冬期剪定」に分かれます。夏季剪定と冬期剪定は目的が違うため、見た目の良い健康な庭木にするために、両方の剪定を行うことがおすすめです。伐採は樹木の活動が停止し、樹液が少なく乾燥しやすい冬にするのがベストです。
また、特に剪定は木々の種類別にお手入れに適した時期が違うので、ご自宅の庭木の種類を把握しベストなシーズンで剪定を行うようにしてください。そして、剪定・伐採は自分で行うこともできますが、失敗のリスクやトラブルが起こる可能性があるので、専門店への相談をおすすめします。
ご自宅の庭木がいつまでも美しい状態をキープできるように、この記事を参考にしていただけると幸いです。