
網戸は風を通しながらも虫の侵入を防ぐために窓に取り付けられた日本の住宅では欠かせない建具です。
そんな網戸は、一体いつ頃から使われ始めてどのように形を変え、網戸どんなメリットやデメリットがあるのか。
また、日々進化する技術と共に網戸も進化していますので、進化した網戸やトレンドの網戸なども皆様気になるかと思います。
今回は網戸の歴史から役割、メリット・デメリット、新素材やおしゃれな網戸について詳しくご紹介します。
網戸とは

網戸とは、窓を開けていても蚊やハエなどの害虫家の中に侵入するのを防ぐための網状の建具です。
家にとっても人にとっても大切な換気ですが、網戸のおかげで虫を気にせず心置きなくできるといっても良いでしょう。
網戸の歴史

今では窓の一部ともいえるほど当たり前の存在の網戸ですが、いったいいつ頃から使われ始めたのでしょうか。
蚊や蛾、ハエなどの虫は昔からも存在していましたが、そんなに昔から網戸は存在していたのでしょうか。ここで簡単に網戸の歴史についてご紹介します。
蚊帳(かや)が起源
網戸の起源となったのは蚊帳(かや)だと言われています。
蚊帳はその名の通り蚊をふせぐ帳(とばり)で、主に就寝時に布団の周りを天井からつるしたネットで囲うようにして使われていました。
蚊帳の登場は奈良時代
応神天皇が訪れた「賀野(かや)の里」で休む際に蚊帳を張ったと、「播磨国風土記」に記されているようです。(蚊帳について歴史的に最も古い書物は「播磨国風土記」と言われています。)
また、日本書紀にも中国から蚊帳づくりの女性技術者が渡来したという記述があり、それらのことから蚊帳は奈良時代に中国から伝わったものではないかと言われています。
当時の蚊帳は絹でできておりとても高価であったため、蚊帳は位の高い貴族の間でのみ使われていました。
その後、麻や木綿、紙などいろいろな原材料が蚊帳に使用されるようになり、江戸時代の後半にようやく一般庶民にも蚊帳が広がりました。
網戸としての歴史は浅い
日本の住宅はもともと家の外と中を障子で仕切る程度ですぐに縁側に出られるような造りであったことから、網戸が普及するような様式ではな買ったため、日本の網戸の歴史は意外にも浅く、窓のサッシに付ける網戸の形になったのは、ここ50年ほどだそうです。
それがようやく昭和30年代頃になって、窓のサッシがアルミになり、窓にはめ込む網戸が開発され、ようやく日本の住宅にも網戸が浸透していきました。
海外での網戸は?
海外では日本よりも早い時期から網戸が使われていました。
はじめて作られた網戸は1660年ドイツで作られた金属製の網のようなものだったと言われています。
その他にも窓に防虫用のネットを張ったり、薄いカーテンを引いて禍の侵入をふせいだりしたのも、現在の網戸の元となったようです。
網戸の種類の移り変わり

網戸の素材は原型となった蚊帳の時代からどんどんと移り変わっています。
はじめて蚊帳が生まれた時には、絽(ろ)や紗(しゃ)といった絹織物や麻布で作られた高級品でした。
戦国時代に麻の糸を織って蚊帳を作り始めたそうですが、この頃の蚊帳は庶民には手の届かないかなりのぜいたく品だったそう。
網戸の形になってからも、はじめは蚊帳の素材や金網が使用されていましたが、その後サランという塩化ビニール系の樹脂製の防虫網が誕生。
現在では環境に配慮したポリプロピレン樹脂系素材が一般的となっています。
ちなみに日本以外ではアルミやステンレス、グラスファイバーが主流のようです。
網戸のメリット・デメリット

網戸のメリットは何といっても嫌な害虫の侵入を防げることでしょう。蚊は1匹でも家に入ってしまうと刺されてかゆいばかりでなく、アレルギー反応を起こしたり発熱することも。
また、風邪やウイルスの予防やこもった匂いの解消、湿度や温度調節などに定期的な換気は必要不可欠ですよね。心置きなく換気をするためにも網戸は欠かせません。
逆に一番のデメリットとしては、メンテナンスが必要だという点でしょうか。網戸やサッシの掃除、また経年劣化による網の張り替えなど、労力とお金がかかってしまいます。また、窓ガラスよりも外の眺めが遮られるところも網戸の残念な点ではあるかもしれません。
網戸の種類

網戸と言えば窓にはめ込んであるものをイメージする人が多いと思われますが、実は網戸には素材や形など、様々な種類があります。
この章で、詳しくご説明します。
❶ 色や網目の違い
まずは網戸に張るネットの色や網目の違いです。色には主に黒とグレーがあり、黒は外の景色が遮られずクリアに見える効果があります。
逆にグレーのネットは光が当たって反射するため、外から部屋の中が見づらく目隠しになるので、用途に合わせて選びましょう。
網目の大きさにも18メッシュという小さな虫は通すレベルの網目から、完全に虫を遮断する倍の24メッシュ、さらに細かいものもあるそうです。目が細かくなると通気性が落ちるので、よく考えて選ぶ必要がありますね。
❷ 枠のタイプの違い
枠の形状は、一般的な引き違いの窓に取り付けられたパネルタイプと呼ばれるもの以外にも、窓にはめ込まれた固定式のもの、網をロール状に巻き取るロール式、使用しないときに折りたためるアコーディオン式などいろいろあります。
それぞれに違った特徴や適した場所があるため、よく調べて検討する必要があるでしょう。
❸ 素材の違い
網戸のネットに使われる素材にもいろいろあり、それぞれに特性があります。
グラスファイバーは、ガラス繊維にポリ塩化ビニールをコーティングしたもので、ガラス繊維を使用しているため熱に強く日差しによる劣化が防げます。
ペットのいる家庭におすすめなのは強度の高いステンレス製の強化ネット。他の素材に比べて高価ですが、金属製で破れにくく耐久性があるので安心です。
快適ネットはポリプロピレン製で糸の太さが一般的なものの半分のため、網目の密度を上げても外の景色が見やすく通気性が保たれます。
❹ 現代風おしゃれな網戸をご紹介
網戸は防虫という実用性を第一にしたもので、おしゃれなイメージはないですよね。
とはいえ、網戸を付ける場所によってはインテリアとしてのデザイン性が欲しい時もあるのではないでしょうか。
ここからはそんな要望に応えて進化したおしゃれな網戸をご紹介します。
おしゃれな網戸① プリント網戸

網戸のネット面にプリントが施されたプリント網戸。レースのカーテンのように、窓を開けていても殺風景にならず雰囲気のある演出ができるとして人気です。一般的な網戸と同様に張り替えできるタイプなので、模様替えのように気軽に取り入れられますね。
おしゃれな網戸② 網戸シート

より簡単に気分を変えたいなら、元々の網戸にデコレーションできる網戸シートもおすすめ。
窓を開けた網戸の状態でもひと目が気にならないように網戸の一部だけに張れば、目隠ししながら風を通せます。 窓やはり対部分の大きさに合わせ自由にカットでき、おしゃれな柄が選べて気分転換にも良いですね。
おしゃれな網戸③ 網戸カーテン

玄関などにおすすめなのが、のれんのような形状の網戸カーテンです。
カーテンのように目隠しの役割をしつつ、重りがついていて風にゆれないのでしっかり防虫の役目も果たしてくれます。
まとめ
いかがでしたか?今回は意外と知られていない網戸について、歴史や移り変わり、メリットや現代のおしゃれな網戸まで様々な角度でご紹介しました。
網戸の張替えや新たな取り付けを考えている人の参考になれば幸いです。
弊社『家美装 – IEBISOU – 』は、ふすま・障子・網戸・畳の張替え専門店です。



張替え業以外にもリフォーム業も得意としており、張替えのご依頼から始まり、ちょっとしたお家の修理や改築・大きなリフォームのご依頼までお客様の環境やタイミングに合わせて、お家のお困りごとを弊社1社で丸っとご対応させていただいております。
現在は以下3店舗を運営しております。
- 家美装 柳川・大川店
- 家美装 神埼・鳥栖店
- 家美装 大牟田・荒尾店
張替え業以外のリフォーム関連のご依頼では以下のようなお家のお困りごとを対応しています。
詳しい実績やご依頼のご相談はいつでもお気軽に家美装までお電話ください。
- クロスの張替え
- 床(フロア)の張替え
- 波板交換
- 人工芝新設
- 窓の取り付け/交換
- 手すり取り付け
- カーテン取り付け
- 水回り工事(キッチン/トイレ/お風呂)
- 外構工事(ガレージ・バルコニー)
- 外構工事(塀/柵)
- その他、リフォーム
- etc.
弊社のサービス対応地域は以下になります。
- 福岡県
柳川市, 大川市, 大牟田市, みやま市, 筑後市, 大木町 - 佐賀県
神埼市, 鳥栖市, 吉野ヶ里町, 上峰町, みやき町, 基山町 - 熊本県 荒尾市

また、弊社は同じ店舗・サービス対応地域内で『お助け110番』という便利屋業もサービス展開しております。
お助け110番では、高いところの電球交換から始まり、家具移動や窓拭き、不用品引き取りなど、家族や友人など誰かに依頼するほどでもないちょっとした日頃のお家のお悩みを解決する便利屋業も行っております。
- 電球交換
- 剪定・伐採
- 草むしり
- 防草シート張り
- 雨どい清掃・交換
- ドアノブ交換
- 家具移動
- 不用品片付け
- 窓拭き・床の清掃
- ハウスクリーニング(お風呂/洗面台/トイレ/キッチン/換気扇)
- その他、ちょっとしたお家のお悩み
私たちは、ちょっとしたお悩みからお家の大きなリフォームまで『家美装』・『お助け110番』で幅広く/柔軟にお客様の要望に対応しております。
『家美装』でも『お助け110番』でも、お家のことでお困りの際はいつでもお気軽にご相談/お問い合わせください。
スタッフ一同心よりお待ちしております。
家美装 オーナー 吉田 亘児