はじめまして、福岡県・佐賀県・熊本県(一部地域)の以下の駆けつけ地域を中心に【襖・障子・畳・網戸】の張り替えを行う専門店『 家美装(いえびそう)』です。
- 福岡県 柳川市・大牟田市・みやま市・筑後市・大木町・大川市
- 佐賀県 神埼市・鳥栖市・吉野ヶ里町・上峰町・みやき町・基山町
- 熊本県 荒尾市

障子の張替えは、障子の設置されている場所や環境により大きく変わりますが、一般的に2〜5年程度が目安とされています。
実際に日常生活で毎日使われる今や寝室などの商事は、日々の開け閉めによりいつの間にか穴や破れ、汚れがついてしまっていることがあります。
そんなとき、すぐに張替えをしたくてもやり方がわからないと、そのままにしてしまっている方も多いのではないでしょうか?
そこで、本記事では障子に穴や破れができてしまったときの対処法と、自分で障子を補修するやり方をお教えします。記事後半では、汚れにくく破れにくい耐久年数にも優れた「強化障子紙」についてもご紹介していますので、張替えの際にぜひ参考にしていただけますと幸いです。
破れた障子の補修が必要な理由とは?

穴や破れがある障子を放置しておくことが好ましくないのは、次のような理由になります。
補修が必要な理由 ① :見た目の維持
障子は、和室全体の雰囲気を演出する重要な要素です。普段の生活では気にならない方もいらっしゃるかもしれません。
しかしながら、家の行事ごとや急な来客がお家に来た際に、障子の穴や破れがあると見栄えはもちろん訪問された方があなたに対する印象も悪くなりかねません。特に来客時などに人目の触れる場所に穴や破れた障子がある場合は、急に張替えをするのは難しいと思いますので余裕のある時に早めに自分で張替えを行う、もしくは障子の張替え業者に依頼することをオススメいたします。
参考までに弊社『家美装 – IEBISOU – 』の障子/ふすま/網戸/畳の張替えサービスページをご紹介します。価格も最低価格になりますが記載もございますので参考になるかと思います。おすすめはご自身のお家の近くにある張替え専門店です。※悪徳業者なども稀にいますので、いくつかお店の評判や実績をGoogleMapなどの口コミやホームページなどをしっかり確認してベストな張替え業者さんをお探しください。
補修が必要な理由 ② :断熱性が悪くなる
実は障子はガラスよりも高断熱効果があると言われています。
ガラスの熱の通過率は約90%と言われていますが、障子の熱の通過率は約40〜50%に抑えることができると言われています。
障子紙に使われる和紙の繊維は温度変化により伸縮し隙間を調節することで外気を遮断し、室内の温度をキープしてくれるため障子の熱の通過率を抑えることができます。また、窓と障子の間に空気の層ができるため、より高い断熱効果を発揮します。
そのため、もし障子に穴や破れがあると空気が遮断できなくなり断熱効果が低下し夏は暑く冬は寒さを感じやすいお部屋になってしまいます。
また、本記事の後半にお話しする『断熱障子』の室内日射熱遮断効果に関する研究*1によると、以下3パターンの状況(詳細はこちら)で室内日射熱遮断効果を調査したところ、室内日射熱遮断効果は①の状態よりも③の状態が約3倍以上日射熱遮断効果があることが明らかとなりました。この研究でも、室内日射熱を遮断させる効果があること明らになりました。
- 部屋の障子を全開放して一定時間放置(障子を全く閉めていない状態)
- 部屋の障子を1/2だけ開放して一定時間放置(障子を半分だけ閉めている状態)
- 部屋の障子を1/10開放して一定時間放置(障子をほぼ閉めた状態)
*1 竹山清明 , 吉成晃一, 中村泰人, ” 断熱障子の日射熱遮蔽効果に関する研究 ” , ASTUDY ON HEAT-BLOCKING-PERFORMANCE OF FOAMED-PLASTIC INSULATION WINDOW PANEL AGAINST HEAT RAYS OF THE SUN, 1990-10, https://www.jstage.jst.go.jp/article/aija/64/524/64_KJ00004223128/_pdf, (参照 2025-07-10)
詳細はこちら
補修が必要な理由 ③ :透過率の低下
一般的に障子紙の透過率(とうかりつ:光が物室を通過する割合を示す数値)は40〜50%と言われており、直射日光を和らげて部屋全体を明るくする効果があります。
しかしながら、障子に穴や破れがあるとその部分から光が漏れたり、逆に光が遮られてしまうためせっかくの障子のメリットを享受できず、部屋が暗く感じられることがあります。
補修が必要な理由 ③ :プライバシーの低下
障子は柔らかい光を取り入れるとともに、外からの視線を遮る役割もあります。
しかし、穴や破れがあるとその役割が果たせなくなり、プライバシーが損なわれてしまう可能性があります。
特に、障子が完全に破れ穴が開いてしまったり、隙間ができてしまったりすると、外からの視線が気になったり、部屋の中が丸見えになってしまうこともあります。
補修が必要な理由 ③ :穴や破れが徐々に拡大してくる
障子にできた穴や破れを放置しておくと、その部分からさらに力が加わりやすく、徐々に破れや穴が大きくなってきます。
そのため、穴や破れが小さい段階で対処しておくことが確実です。
障子の穴や破れの原因は?

穴や破れの原因 ( 1 ) : 経年劣化

障子紙の経年劣化の最も大きい要因は、紫外線による変色と湿度による強度低下によるものだと言われています。
障子紙は紫外線にさらされると、時間の経過とともに黄ばみや変色が見られるようになります。特に日当たりの良い部屋にある障子紙は劣化が進行するのが早く、耐久性が低下していきます。
さらに、障子紙は和紙でできているため、湿度が多いときは湿気を吸収し、湿度が低いときは湿気を放出する調湿機能を持っています。しかしながら、梅雨時期などで湿気を多く含みすぎると伸びてたるみ、強度が落ちていきます。
また、経年劣化した障子紙は少しの衝撃でも穴や破れができてしまう可能性があります。
穴や破れの原因 ( 2 ) :強い衝撃

2つ目の主な原因は『強い衝撃』によるものです。
小さなお子様がいるご家庭では、お子様がいたずらで障子を触ったり、誤ってぶつかってしまったりなどの衝撃で破れることがあります。
また、ペットが爪で障子紙を破ってしまったり、掃除の際にはたきや雑巾を強く当ててしまうことで破れてしまうこともあります。さらに、家具や物が障子にぶつかって破れてしまうというケースもよくお客様からお話として伺いします。
このようにちょっとした日常生活の出来事が原因で、障子に穴や破れができてしまうのを防ぐためには、こまめに張替えを行うのも良いですがコストと時間がかかってしまうので、破れにくい障子紙『強化障子紙』などに張替えをすることオススメいたします。
障子の穴や破れの補修方法と簡単な手順のご紹介


破れや穴のある障子は早めに補修するか、障子紙を丸ごと張替えをすることをおすすめします。
穴や破れが少ない段階で自分で補修する方法をいくつかご紹介します。
補修方法その1:障子補修シールを貼る

障子補修シールとは、穴が空いたり破れたりした障子紙を簡単に補修できるシール状のアイテムです。こちらは小さい穴や破れの補修に適した商品です。
柄や形もさまざまで、貼るだけで手軽に障子を修繕・装飾することができ、和紙素材でできているので違和感なく仕上げることができます。
補修シールの使用方法はとても簡単で「補修した部分にシールを貼るだけ」です。その際はめくれている障子紙をなるべく元に戻しておくとキレイにシールを貼ることができます。
色がついているシールを貼る場合は、補修部分だけにシールを貼ると、そこだけ目立ってしまうことがあるので、ほかのシールも散らして貼り、全体のバランスを見て仕上げることをおすすめします。
補修方法その2:障子の1マス分を張替える

補修シールでは見栄えが悪かったり、シールでは対処しきれない大きな穴や破れの場合は、破損しているマスのみ補修する方法を推奨します。
障子の1マス分張替える方法は、次のような手順で行います。
- 破損している1マス分の障子紙をカッターなどでくり抜く
- 新しい障子紙をマスの大きさに合わせて切り取る
- 桟に糊をつけて切り取った障子紙を貼りつける
なお、このとき障子は一度外し、床に寝かせた状態にしておくとスムーズに作業を行うことができます。
その他にも、穴や破れなど1マス部の補修に適した「補修用障子紙」を使用していただくのもおすすめです。

破れにくい『 強化障子紙 』に張替えるのもオススメ!

ペットや小さなお子様がいるご家庭は、障子紙が破れる確率が高くなります。
そこで、通常の和紙障子紙よりも強度が高い「強化障子紙」に替えるというのもひとつの方法です。
この章では、『 強化障子紙 』の特徴や種類について解説していきます。
強化障子紙とは?

強化障子紙とは通常の障子紙よりも破れにくく、耐久性に優れた障子紙のことでで、強度を高めるため薄いプラスチックで和紙を挟み加工し、和紙の見た目を保ちつつも通常の障子紙よりも衝撃に強い障子紙となります。
猫や犬などのペットがいるご家庭や小さなお子様がいるご家庭でも安心して使うことができる障子紙です。
また、和紙の風合いはそのまま表現されているので、通常の障子紙と同じように違和感なく使用することができます。
強化障子紙には以下のようなメリットやデメリットがあります。
強化障子紙のメリット
- 通常の障子紙よりも強度が高く、すぐに破れることがない
- 直射日光を和らげ、外の光を柔らかく取り入れることができる
- 紫外線に強く変色しにくい
- プラスチックを貼り合わせてあるので断熱効果が高い
- 水拭きが可能なため日々のお手入れが楽になる
強化障子紙のメリット
- 通常の障子紙と比べると値段が高い
- 和紙に比べると調湿効果が劣るため通気性が低くなる
- 樹脂の性質上、過剰に熱が加わると膨張してたるむことがある
- 通常の障子紙より取扱いが難しく、張替えが困難なことがある
強化障子紙の種類
強化障子紙と言ってもさまざまな種類があります。
プラスチック障子紙

一般的に強化障子紙と呼ばれているもので和紙を塩化ビニールで挟みこんで加工してあるため、耐久性が高く破れにくいのが特徴です。
ホームセンターやネットなどで手軽に購入でき、アイロンや両面テープで簡単に貼ることができるのでDIYにも適しています。
※詳細を知りたい方は、引用元のサイトをご確認ください。
ワーロンシート

強化障子紙の一種で、和紙のような風合いに仕上げられています。
通常の障子紙より約5倍の耐久性を持ち、少しの衝撃では簡単に破れません。また、汚れにくく燃えにくいのも特徴です。
※詳細を知りたい方は、引用元のサイトをご確認ください。
ワーロンPETシート

強化障子紙の一種で、天然素材の和紙をPET樹脂で両面から挟み、加工を施した耐久性に優れたインテリア素材です。
温度変化による伸縮が少ないためたるみにくく、ワーロンシートよりも約3倍の強度があり、ペットの引っかき対策としても推奨されています。
※詳細を知りたい方は、引用元のサイトをご確認ください。
タフトップ

強化障子紙の一種で、通常の障子紙と比較すると約5倍の強度があると言われています。
原料にはパルプとレーヨンが約20〜40%配合されており、破れにくく、水に濡れても強度がほとんど変わりません。
通気性の良さ・高いUVカット・たるみにくいなどの特徴を持っており、デンプン糊で貼れるのでDIYにも向いています。
※詳細を知りたい方は、引用元のサイトをご確認ください。
ハイテックエース


強化障子紙の一種で、通常の障子紙の約3倍の強度があり、特殊繊維が使用されており柔らかな和紙の風合いがそのまま再現されています。
水にも強く張替えも簡単なうえ、紫外線をしっかりと防いでくれるので、室内の家具や畳などの劣化を防ぐ効果も期待できます。
※強化障子紙の種類や張替え方法などについて詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
※強化障子紙の種類や張替え方法などについて詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。



張替えや新調が必要な場合は専門店への依頼がおすすめ!



障子の穴や破れはDIYで補修することも可能です。
しかし、補修シールでは見た目の仕上がりが気になってしまうこともあります。また、1マス分を張替えるのを難しいと感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そのような場合は、張替え専門店に依頼をすることをおすすめします。プロに依頼することのメリットは次のようなことが言えます。
- プロならではの美しい仕上がりにしてもらえる
- 張替えに必要な道具を準備しなくてもいい
- 張替えの経験が豊富なので安心してお任せできる
- 時間や手間がかからない
- お部屋に適した障子紙を選んでもらえる
- 失敗のリスクがない
- 障子以外(襖・畳・網戸など)の相談もできる
弊社、【家美装】では数多くの障子の張替えの実績がございます。
障子紙も、手漉き和紙から再生紙、強度が高いワーロンシートまでさまざまな種類の障子紙をご用意しております。
穴や破れの補修・張替えをご検討の方は一度弊社までご相談ください。
以下、ご参考までに障子の張替え施工実績もいくつか弊社ホームページに掲載しております。ぜひこちらもご覧ください。




家美装の簡単なサービス紹介と料金を確認できるページもございますので、是非参考までにご覧ください。

弊社『家美装 – IEBISOU – 』は、ふすま・障子・網戸・畳の張替え専門店です。



張替え業以外にもリフォーム業も得意としており、張替えのご依頼から始まり、ちょっとしたお家の修理や改築・大きなリフォームのご依頼までお客様の環境やタイミングに合わせて、お家のお困りごとを弊社1社で丸っとご対応させていただいております。
現在は以下3店舗を運営しております。
- 家美装 柳川・大川店
- 家美装 神埼・鳥栖店
- 家美装 大牟田・荒尾店
張替え業以外のリフォーム関連のご依頼では以下のようなお家のお困りごとを対応しています。
詳しい実績やご依頼のご相談はいつでもお気軽に家美装までお電話ください。
- クロスの張替え
- 床(フロア)の張替え
- 波板交換
- 人工芝新設
- 窓の取り付け/交換
- 手すり取り付け
- カーテン取り付け
- 水回り工事(キッチン/トイレ/お風呂)
- 外構工事(ガレージ・バルコニー)
- 外構工事(塀/柵)
- その他、リフォーム
- etc.
弊社のサービス対応地域は以下になります。
- 福岡県
柳川市, 大川市, 大牟田市, みやま市, 筑後市, 大木町 - 佐賀県
神埼市, 鳥栖市, 吉野ヶ里町, 上峰町, みやき町, 基山町 - 熊本県 荒尾市

また、弊社は同じ店舗・サービス対応地域内で『お助け110番』という便利屋業もサービス展開しております。
お助け110番では、高いところの電球交換から始まり、家具移動や窓拭き、不用品引き取りなど、家族や友人など誰かに依頼するほどでもないちょっとした日頃のお家のお悩みを解決する便利屋業も行っております。
- 電球交換
- 剪定・伐採
- 草むしり
- 防草シート張り
- 雨どい清掃・交換
- ドアノブ交換
- 家具移動
- 不用品片付け
- 窓拭き・床の清掃
- ハウスクリーニング(お風呂/洗面台/トイレ/キッチン/換気扇)
- その他、ちょっとしたお家のお悩み
私たちは、ちょっとしたお悩みからお家の大きなリフォームまで『家美装』・『お助け110番』で幅広く/柔軟にお客様の要望に対応しております。
『家美装』でも『お助け110番』でも、お家のことでお困りの際はいつでもお気軽にご相談/お問い合わせください。