庭の草むしりや水やりなどにうんざりして、管理の楽な庭にしたいとお考えではありませんか。
人工芝を設置すれば、雑草に悩まされることもなく手間なく緑あふれる庭を手に入れられます。
この記事では、人工芝の種類やメリット・デメリットに加え、施工は業者に依頼することがおすすめの理由まで詳しく解説します。
人工芝とは?
人工芝とは、天然芝に似せて作られた合成樹脂の芝のことです。
ベースの基布に草の部分(パイル)が縫い付けられていますが、この草の部分の形状や材質により、手触りなどの特性が変わります。
人工芝の起源
人工芝は、1960年代のアメリカで、世界初の屋根付き球場「アストロドーム」において年間を通じて天然芝で緑を保つことが困難なため誕生したと言われています。
人工芝の役割
人工芝を設置することで土埃が防げ、水やりなどの手間もかからずに1年中緑の景観を楽しめます。
メンテナンスの手間がほとんどないので、家庭はもちろん広い公園などでも維持管理が大変楽になります。
人工芝がなぜ広まったか?
初期の人工芝は、品質も低くいかにも作り物といった感じで、あまり人気がありませんでした。
しかし、その後品質が向上し本物そっくりの人工芝が出てくると状況は一変します。メンテナンスの手間が省けることや本物に近いリアルなデザインであること、DIYのブームに乗って手軽に施工できることなどの魅力が人工芝を普及させる大きな要因となったのです。
人工芝の種類と特徴
人工芝にはさまざまな種類があり、それぞれに特徴があります。
ここでは、人工芝の種類を以下の3つの観点から詳しく解説します。
- 形状の種類:ロールタイプ・パネルタイプ(ジョイントタイプ)
- 素材の種類:ナイロン・ポリプロピレン・ポリウレタン
- 葉の形状の種類:カール型・フラット型・V型・C型
1. 形状の種類
特徴 | メリット | デメリット | おすすめ商品 | |
ロールタイプ | ・屋外の広範囲の施工におすすめ | ・ロール状に巻かれているタイプ・継ぎ目が少なく仕上りがきれい ・広範囲に使いやすい | ・耐久性が高いものが多い・重量が重く持ち運びにくい | 引用元:楽天市場 ‐ LALA STYLE(ララスタイル)‐ |
(ジョイントタイプ) | パネルタイプ・30㎝四方のものが多い ・屋内の小面積の施工におすすめ | ・定型サイズで作られたマットを組み合わせて施行する・一部が剥げても補修しやすい | ・施工が簡単・マットのつなぎ目が目立ちやすい | ・品質が低いものが多い引用元:楽天市場 ‐shopウィンクル ‐ |
2. 素材の種類
特徴 | メリット | デメリット | おすすめ商品 | |
ナイロン | ・水分などに弱く、耐久性が悪い ・屋外の利用より屋内の利用向き | ・他の素材に比べ、紫外線・安価 | ・柔らかく肌触りがよい ・耐久性が悪い | ・カビが発生しやすい 引用元:楽天市場 ‐ イーヅカ ‐ |
ポリプロピレン | ・手触りが硬い | ・耐久性が非常に高い・耐久性がとても高い | ・質感が硬い | ・価格が高い 引用元:楽天市場 ‐ 岩内金物店楽天市場店 ‐ |
ポリエチレン | ・肌ざわり ・耐久性のバランスが良く、もっともおすすめ | ・価格・水分を弾きかびにくい | ・紫外線に強く耐候性に優れている ・耐熱温度110℃ほどで高温に弱いので、火気に注意が必要 | 引用元:楽天市場 ‐ CoCo-Shopping ‐ |
3. 葉の形状の種類
葉の形状 | 特徴 | メリット | デメリット | おすすめ商品 |
カール型 | ・縮れて丸まった短い毛足の人工芝 | ・クッション性が高い ・リアル感がある | ・弾力性が高い・下地の影響を受けやすい | ・芝丈が短いため継ぎ目が目立つことも 引用元:楽天市場 ‐ DIY・エクステリアG-STYLE ‐ |
フラット型 | ・断面がシンプルでまっすぐな人工芝 | ・手触りが柔らかい | ・他の人工芝より低価格なものが多い・光を反射しやすく安っぽく感じることも | ・倒れやすい引用元:楽天市場 – DIYSHOP RESTA リスタ 楽天市場店‐ |
V型 | ・芝の断面がV型の人工芝 | ・倒れにくく丈夫 | ・断面に角があり手触りが悪い | 引用元:楽天市場 ‐エクステリアのプロショップ キロ ‐ |
C型 | ・V型の断面のカーブを緩やかにしたもの | ・カーブがV型より緩やかなため手触りが良い | ・折れにくい・V型の人工芝より倒れやすい | 引用元:楽天市場 ‐DAIM FACTORY ダイムファクトリー‐ |
人工芝を活用するメリット:7つ
人工芝を活用するメリットは以下のようなものが挙げられます。
- 耐久性が高い
人工芝の寿命は10年前後と言われています。
ポリエチレンやポリプロピレンなどの人工芝の素材は、耐久性が高く水はけもよいので、屋外でも長期間使用できるのです。 - メンテナンスが楽
水やりや芝刈りなどのメンテナンスが不要です。
お手入れは、たまったごみや落ち葉、土や砂利などを掃除したり、芝が倒れてきたときにデッキブラシでブラッシングしたりすることなどです。 - 1年中緑の芝生が楽しめる
人工芝は枯れることがないので、1年中緑の芝生が楽しめます。 - 庭の隅々まで利用できる
日光が当たらなくても庭の隅々まで問題なく設置できるので、庭全体を快適な空間に有効活用できます。 - 土がなくてもどこにでも敷ける
ベランダやコンクリートの上など、土がなくてもどこにでも設置できます。そのため限られたスペースを有効活用できます。 - 庭の隅々まで利用できる
日光が当たらなくても庭の隅々まで問題なく設置できるので、庭全体を快適な空間に有効活用できます。 - 土がなくてもどこにでも敷ける
ベランダやコンクリートの上など、土がなくてもどこにでも設置できます。そのため限られたスペースを有効活用できます。
人工芝を活用すると出てくるデメリット:5つ
- 季節感がない
1年中緑が楽しめる反面、季節感がなく、自然な風合いを求める方は不満を感じるかもしれません。 - 経年劣化で色の変化が起きる
人工芝は耐久性が高いとはいえ、紫外線や雨風の影響で少しずつ色褪せてきます。 - 夏場は熱を持ちやすい
人工芝は合成樹脂でできているため、夏の強い日差しで高温になりやすいです。
そのため、夏場の日中には裸足で歩くことが難しい場合もあります。 - 熱に弱くバーベキューや花火が楽しめない
高温に弱いため、バーベキューや花火など火を使うレジャーには不向きです。火の粉が飛ぶと溶けたり穴が開くこともあります。 - 庭の水はけが悪くなることも
施行前にきちんと下地処理をしておかないと水はけが悪くなり水が溜まることがあります。また、排水性の良い人工芝を選ぶことも大切です。
人工芝の設置は業者依頼がおすすめ!その理由とは?
人工芝の設置は、DIYでも簡単にできそうに思えますが、業者に依頼することのメリットが数多くあります。
以下にその理由を詳しく解説しましょう。
- 仕上がりが美しい
人工芝をきれいに設置するには、地面の下地処理が非常に重要です。
地面の状態に合わせた最適な下地処理をプロが行うことで、仕上がりが美しく長持ちします。 - 時間と手間を節約できる
経験豊富な業者が施工を行うことで、依頼主は面倒な作業や時間をかける必要がありません。 - 施行後のトラブルが回避できる
DIYでは、施工後のトラブルもすべて自分で対処しなければなりません。
しかし業者に依頼すれば補償制度などを利用して、万が一トラブルが起きても最後までサポートしてもらえます。
(注)発注時に保証制度があることを確認しておきましょう。 - 設置場所に応じたプロの提案が受けられる
人工芝の種類など、設置場所の環境や用途に応じて経験豊富な業者から、最適な提案を受けられます。
このように、業者依頼をすることで多くのメリットがあります。
初期費用は掛かりますが、失敗のリスクがなく耐久性が高いため長期的な視点で見ると結果的に費用を抑えられる可能性も。
これらのメリットから、人工芝の設置は業者依頼がおすすめです。
業者に依頼して手間なく一年中緑あふれる空間を手に入れよう!
庭の草取りなどの管理にうんざりしている方や手間をかけずに美しい庭を手に入れたい方なら人工芝の設置がおすすめです。
この記事では、人工芝の種類やメリット・デメリットをご紹介しましたが、設置場所や用途によって最適な人工芝を選ぶことが大切です。
人工芝の設置はDIYでも可能ですが、業者に依頼することで手間や時間をかけずに耐久性の高い美しい仕上がりが期待できます。
下地処理など素人では難しい部分も、経験豊富なプロの技術に任せれば、1年中快適な緑の空間が手に入ります。
まずはお気軽に、専門店にご相談ください。
専門店では、あなたの庭に最適な人工芝選びから設置まで丁寧にサポートいたします。