トイレやキッチン、玄関横の小窓など小さな窓に設置された固定式の網戸。普段何気なく目にしている網戸ですが「そういえば最近汚れてきたみたい」と感じていませんか。
固定式の網戸は名前の通り固定されているので、掃除方法がわからずお困りの方も多いのではないでしょうか？
この記事では、固定式網戸の掃除方法から、網戸の張替えをプロに依頼する際の業者選びまで、網戸に関するお悩みを解決できるよう詳しく解説していきます。
ぜひ最後まで読んで網戸のお手入れにお役立てください。
固定式網戸とは？
固定式網戸は名前の通り固定された網戸で、メーカーや使用場所によりさまざまなタイプがあります。
トイレやキッチン、玄関脇などの内倒しや外倒しの小さな窓に取り付けることが多いです。内倒し窓は外側に、外倒し窓は内側に固定します。
また、フレームがありのものとなしのものがありますが、どちらも基本的にはネットのみの張替えはできません。
- フレーム付き：取り外しやすいため掃除が簡単で、フレームレスより丈夫
- フレームレス：フレームがないためすっきり景色が見えますが、取付金具が壊れやすい
【固定式網戸のメリット】
固定式のため動かせません。そのため移動による破損がなく、壊れにくいです。
また、可動式のように隙間ができないため、網戸の隙間から虫が入ることもありません。すりガラスの窓に付けることが多く、安価に設置できます。
固定式網戸 – 形状別網戸の種類と特徴
| 網戸の種類 | 特徴 | メリット | デメリット |
| スライド網戸（引き違い網戸） | もっとも一般的な網戸 | 網戸の張替えがDIYでできる使用できるネットの種類が多く機能性の高いネットを使える | 収納ができない |
| アコーディオン網戸 | アコーディオン状の網を曲げ伸ばししながら開閉 | おしゃれな外観 窓枠の内側に取り付けるのでレールがなくても取付可使用しないときは枠内に収納可 | 折り畳み部分の掃除がしにくい上下に隙間ができ虫が入る価格が高い閉めたときに強風が吹くとアコーディオン部分が膨らんでしまう。 |
| ロール網戸 | ネットをロールを巻き取り収納できる | 防虫性が高いスライド網戸が取り付けられない場所に後付けできる使用しないときに収納可 | 窓用はネットの交換ができず、破れたら本体ごと交換大きい窓には取り付けられない |
| 固定式網戸 | 固定式の網戸 | 隙間がなく虫の侵入を防げる移動させないので壊れにくい | 固定式のため、開閉ができず不要の場合には取り外しが必要壊れたら本体ごと交換 |
それぞれの網戸のおすすめ商品
スライド網戸（引き違い網戸）
アコーディオン網戸
ロール網戸
固定式網戸
固定式網戸のお掃除方法
ここでは網戸の掃除方法を詳しく解説します。
通常のお手入れは、月に1度がおすすめです。定期的に汚れを落とすことで、汚れが固まってこびりつくことを避け、網戸の劣化を防げます。
さらに、汚れが気になるときや、年に2回程度網戸を外して丁寧にお手入れしましょう。
網戸を外さずに行う通常のお手入れ
【必要な道具】
- 大きめのブラシ（洗車ブラシがおすすめ）
- スポンジ
- 雑巾
- 中性洗剤
【掃除手順】
- ブラッシングでほこりを落とす：網戸を取り付けたまま、ネットの汚れを上から順にブラシで取り除きます。サッシの汚れも忘れずに取りましょう。
- スポンジで網目を拭く：水で濡らしたスポンジで、網目の汚れを優しく拭き取ります。
- 雑巾で全体を拭く：水に濡らして硬く絞った雑巾で、網戸全体を拭き上げます。
- ひどい汚れには中性洗剤：汚れが落ちにくい場合は、中性洗剤を薄めた液をスポンジに含ませ優しく拭き取ります。その後、水拭きして洗剤が残らないようにしましょう。
網戸の汚れがひどいときは？
網戸を外し、水で薄めた中性洗剤を付けた柔らかい布やスポンジで軽く拭いて水洗いします。洗い終わったら乾燥させて取り付けます。
※注意※
固定式網戸の取り外し方法は、製品によって異なります。取扱説明書を確認し、取付金具を破損させないように丁寧に取り扱いましょう。
網戸のお掃除でやってはいけないポイント
- いきなり水拭き
ほこりが固まって取れにくくなります。最初に乾いたままブラシでほこりを取りましょう。 - 力の入れすぎ
力を入れ過ぎずに優しく丁寧に扱います。強く押すと破れたりネットが枠から外れる可能性もあります。
網戸の張替えタイミングとは？
劣化した網戸を放置すると、破れた場所から害虫が侵入したり、ペットが外に出てしまったり、空き巣に狙われやすくなったりします。
そのため、5年から10年の耐用年数を目安に張替えを行いましょう。
しかし網戸やネットの種類・商品、設置環境によって、耐用年数は変わってきますので、以下の状態になれば張替えが必要です。
- ネットが破れている
- 穴が開いている
- ネットがたるんでいる
- ゴムが劣化している
網戸の張替えはDIY？ それとも業者に依頼すべき？
通常、網戸の張替えはDIYでも行えます。しかし普段使用しない道具を揃えたり、慣れない作業で時間がかかったりするデメリットがあります。
時間をかけて行っても、プロの技にはかないません。しわが寄るなど失敗して張替えの手間や場合によってはネットを再購入の必要があり節約するつもりが結局費用がかかってしまうことも。
業者に依頼をすれば、費用はかかりますが、プロの技できれいに仕上がります。しかも、希望に沿った最適なネットを提案してもらえ、快適な網戸で長持ちするなど、長い目で見ればお得と言えるでしょう。
網戸の張替えをご検討でしたら、業者依頼がおすすめです。
悪徳業者に騙されないための5つのポイント
網戸ネットの張替えや交換などは、DIYではなく業者に依頼がおすすめですが、残念ながら悪徳業者が少なからず存在します。
ここでは悪徳業者に騙されないための5つのポイントをご紹介しましょう。
口コミサイトの確認
インターネットで口コミサイトを検索すれば、いろいろな口コミが見られます。しかし、すべての口コミが信用できるとは限りません。具体的に良い点と悪い点が記載されている口コミは、信憑性が高いと言えます。
またGoogleMapの口コミは、ユーザー重視のため低評価の実績を店舗側で削除できないので信用できます。
訪問見積もりを複数依頼する
相見積を取ることで、複数の見積もりを比較出来ます。
価格が安いことだけで選ばずに、張替え後の補償制度があるなど、総合的な判断で選びましょう。
張替え専門店を選ぶ
張替え専門店は、技術や専門知識が高く丁寧な作業や美しい仕上がりが期待できます。
お客様のニーズに合わせた商品やサービスも提供してくれるでしょう。
質問に不機嫌な対応をする業者は避ける
気持ちよくコミュニケーションが取れない業者は避けたほうが無難です。
雑な作業をされたり、最善の選択ができなかったりすることもあります。
ホームページに実績が表示されているか確認
実績の豊富な業者は信頼性が裏付けられ、さらに施行前後の写真（Before/After）が表示されていれば納品後のイメージが湧きやすく安心して作業を任せられます。
固定式網戸の汚れや傷みのお悩みは専門業者にお任せ！
固定式網戸は、取付金具の破損やネットに破れが生じた場合、網戸全体の交換が必要になる可能性が高いです。
しかし日頃のお手入れ次第で、長く快適にご使用できます。
もし掃除しても落ちない汚れや、取付金具の破損などでお困りでしたら、お気軽に専門業者にご相談ください。
網戸の悩みを解決し、快適な生活を実現しましょう。
