日本の伝統的な家屋には必ず和室があり、襖(ふすま)・障子・畳があります。
しかしながら、近年は生活様式が大きく変化したことで、和室より洋室を好む方が増え、特に若年層から洋室のお部屋がとても人気があります。
とはいえ、高齢者や日本の文化を愛する若年層もいるためまだまだ襖・障子・畳が日本から消えることはないでしょう。
最近では、海外での日本文化(アニメ・食・文化)のブームに伴い、日本に来て日本の襖や畳を購入し、母国に持ち帰り自分の家を洋式から日本式の黒家に造り直すコアな海外の方も現れ始めてきました。
日本では、欧米化が進む一方で、海外の方の日本文化への興味が強くなっていることに私たちはとても嬉しく感じています。
私たちは、海外の方だけでなく日本の方にも日本の伝統文化である「襖・障子・畳」を一人でも多くの方に日常生活で使っていただき、日々日本の素晴らしき和室文化を肌で感じて長年使い続けて頂きたいと強く願っています。
さて、本題に入りますが。
襖の寿命は約10年といわれており、年月とともに襖氏はもろく劣化していきます。汚れが目立っていなくても10年を目処に張替えを考えてみましょう。しかし、どんなデザインが良いか迷ってしまいますよね?
そこで今回は、「襖を現代風のおしゃれなデザインの襖紙(ふすまがみ)に張り替えたい!」と考えている人におすすめの襖紙をご紹介していきます。自宅の襖の襖紙を張り替えようと考えている方はぜひ参考にしてみてください。
現代の襖紙の特徴
日本の伝統的な襖は「鳥の子(とりのこ)」。
伝統的な襖紙の代名詞で、その色合いが鳥の卵の殻の淡いクリーム色に似ていることから鳥の子と言われるようになりました。
伝統的な日本の襖は、鳥の子色をベースに、雲・霞・山・連峰・草花など自然の風景を描いたものや、古来から伝わる松・竹・梅の3つをそろえた文様、また古くから縁起が良いとされている扇を描いたデザインなどが有名です。
では、現代はどのような襖紙があるのでしょうか?
これまで主流であったシンプルな和柄から、柄のある洋風デザイン・北欧風デザイン・全てが黒で統一されたモダンな襖紙・人気のアニメ柄・レトロな柄・モノトーンなど様々な種類の襖紙が販売されています。
現代の襖紙は、昔の柄からは想像ができないような大胆で華やかなデザインのもの多いのが特徴です。
壁紙でも襖は張り替えられる?
近年DIYが流行り、自分の家で使うものを自分の手で簡単に作って使う方が急増しています。
その中で、襖や障子なども同様に自分たちで張り替えをやられる方も増えてきました。それに伴い、最近では襖紙の代わりに壁紙を使って襖の張り替えを行なっている方も目にします。
襖紙の代わりに壁紙を使い襖の張り替えを行うことは可能です。
しかし、壁紙は「戸」に使うことを目的として作られ製品ではないため、襖紙として使用するには注意が必要となります。
ここでは、壁紙を使って襖の張替えができる襖の種類と壁紙を使った襖紙の張り替え方法をご紹介します。
本襖(ほんふすま)
襖の中でも一番オーソドックスなタイプの襖になります。
表面を触ってみると、中に木の枠があること確認できます。
襖の張り替えをする際には外枠を外し、張られた紙を剥がして張り替えをしていきます。
本襖の張り替えは、縁や引手/取手を外して、襖紙を剥がして・・・と本襖は昔ながらの手法で作られているため長持ちする分構造も複雑なものになっています。ご自身でやられる場合は、道具の調達や襖紙の準備に加え、工程の多い張り替え作業となるため時間がかかり且つ失敗するリスクが高いためご自身で張り替えるDIYはあまりオススメしません。。。
当社(家美装)では、大手の張り替え業者とは異なり、機械を一切使わず熟練の職人が全て手作業で張り替えを行います。
特に本襖は木で造られているため季節や経年劣化で出てくる微妙な反り(そり)や縮みが発生することが多くあります。そのような細かなズレにも職人の手仕事で綺麗に丁寧に襖の1つ1つに合わせて張り替えを行うため綺麗な仕上がりになり、且つ長持ちする襖となります。
張り替えをご依頼いただいたお客様には、無料で建て付け調整も行っております。
戸襖(とぶすま)
骨組みの上にべニア板が重なっているタイプの襖で、叩くとコンコンと木の音がするのが特徴です。
和室と洋室の間に使われることが多く、枠を外すことはできません。
こちらのタイプの襖は、素人の方でも両面テープやのりを使用して、壁紙を張ることが可能です。
段ボール襖・発泡スチロール襖
木の枠が使われておらず、1枚の発泡スチロールまたは段ボールで作られた襖です。
とても軽くて、引き手がボンドで接着されており、枠を外すことはできません。
こちらのタイプの襖は、強度が低く、のりで壁紙を張り替えると乾燥して縮みやすく、襖が反ってしまうことがあります。
素人の方でも張り替えをすることは可能ですが、張り替えをする際は両面テープでの張り替えをおすすめします。
襖紙と壁紙の違い
襖紙とは?
襖紙とは、襖の上に張る専用の紙になります。
襖紙は、雁皮(がんぴ)・三椏(みつまた)などと並び、伝統的な日本の和紙です。戸に使用される目的で作られているため、高い耐久性があります。
現代の襖紙は、「洋紙でできたもの」・「和紙でできたもの」・「織物が貼ってあるもの」の3つに大きく分類されます。
デザインは伝統的な和柄が多く、特に有名なのは、和紙でできた「鳥の子」と呼ばれるクリーム色ベースの襖紙が有名です。
その他、襖紙の特徴として、襖紙は水分を含むと伸び、乾燥すると縮むという特性があるため、張り替えの際には十分に伸ばした状態で張り替えを行うことが重要なポイントとなります。
壁紙とは?
壁紙とは、建築物の壁や天井の内装の仕上げに使われる「紙」・「布」・「ビニール」などでできたシート紙のこと。
別名で「クロス」とも呼ばれます。
主に下地の保護や装飾に用いられることが多く、壁内部の表面にテープやのりなどの接着剤を使用して貼り付けます。
壁紙の柄は襖紙と比較するとバリエーションが豊富なのもが多く若者向けのシンプルなデザインや可愛いデザインがおおく、お子様の好きなキャラクターのデザインなどもあり、デザイン性に優れているのが大きな特徴のひとつです。
しかし、以下のようなデメリットがあります。
- 通気性が悪い
- カビやダニが繁殖しやすい
- 静電気が起こりやすい
- ほこりが壁紙に付きやすい
- 日常生活のにおいが付着しやすい
おしゃれなデザインの襖紙5選
ここからは、現代風でおしゃれなデザインの襖紙をご紹介していきます。
参考までに、ご覧ください。
もし、他の現代風のおしゃれなデザインの襖紙をお探しでしたら、是非当社(家美装)までお問い合わせください。
スタイリッシュで和モダンなデザイン
和室にも洋室にも合うスタイリッシュでモダンなデザインの襖紙。
おしゃれで都会的な大人っぽいイメージのお部屋にしたい方にぴったりです。金属光沢のシルバーと墨版の構成でできており、紙とは思えない印刷表現で、グッドデザイン賞を受賞している現代的なデザインの襖紙になります。また、シックハウス対策の商品でもあり、おしゃれかつ安全性にも優れているイチオシの現代風の襖紙になります。
ディズニー柄のデザイン
可愛らしいミッキーとミニーの柄の襖紙。
こちらも和モダンなイメージでお子様のお部屋や、ディズニー好きの方におすすめのデザインです。こちらは、水で貼り付けられるタイプの襖紙です。
<水で貼り付けるタイプの襖紙の貼り方>
- 襖のサイズに紙をカットする
- 裏面に水をまんべんなくつける
- 襖紙の上に襖を乗せ、引き戸と枠をつければ完成
上記のように、簡単に張り替えができるところも嬉しいポイントです!
北欧風デザイン
北欧風デザインは白い壁を基調としたシンプル&ナチュラルがお好みの方に非常におすすめです。
日本の家庭に多いブラウン系の床でも、大まかなベースの色をホワイトとグレーで揃えることで北欧っぽく仕上げられます。
北欧にはデザイナーが多数存在しているため、デザインの種類はさまざま。日本の家は木で作られているところが多いので、北欧柄とは相性が良い言われています。
カラーを楽しむ無地の襖紙
柄はなくてもいい、という人は色を楽しめる無地カラーの襖紙がおすすめです。
かっこよくスタイリッシュなイメージにしたい方は黒やグレーを、可愛らしいイメージにしたい方はピンクを選ぶのがオススメです。
温かみのあるお部屋にしたい人には黄色やオレンジがおすすめです。
また、2色違う色を選んで貼るというのもよりおしゃれなイメージになり色々なバリエーションのお部屋のテイストを楽しむことができます。
アニメのデザイン
最近ではTVアニメ柄の襖紙も販売されています。
こちらは大人気アニメ、使徒と呼ばれる謎の巨大生物と戦うための人造人間「エヴァンゲリオン」柄の襖紙です。
2体のロボットが描かれており、大胆なイメージのデザインです。アニメ好きで、お部屋の雰囲気をガラッと替えてみたい方は是非いかがでしょうか。海外の日本のアニメファンにも大変人気のあるアニメ柄の襖紙。是非、お子様や海外のお友達におすすめしてみてください。
まとめ
今回は、襖紙と壁紙の違いや襖を張り替えておしゃれなお部屋にするための襖紙のデザイン5選などを襖に関する記事を詳しく書きました。
「襖」は日本の伝統であり、本来は鳥の子色で和柄が描かれていることが多いですが、近年はモダンなデザインや大胆なデザイン・華やかで可愛らしいなど、和室文化を守るべく幅広い年代に向けて多種多様の襖紙が販売されています。
「襖紙」と「壁紙」の大きな違いは、襖紙は戸に使用されること。また、壁紙は建物の壁や天井の内装に使われるということです。また、近年はデザインが豊富な壁紙があるため、古い日本のデザインがあまり好まない方にも選びやすい襖が用意されています。また、襖の種類も増えており「戸襖」や「発泡スチロール・段ボール襖」など素人の方でも張り替えられるものも出てきました。ただし、壁紙で襖を張り替える際には、襖のタイプをしっかり見極めることが大切です。
襖の張り替えを考えている方は、まず自分のお部屋の襖のタイプをチェックし、用途に応じて今回ご紹介したデザインを参考に、ぜひ素敵なお部屋作りをしてみてください。
襖・障子・畳の張り替えに関するご相談やご質問は、弊社(家美装)までお気軽にご連絡ください。